■03.現行型じゃなくてもお薦めの中古軽あり!
軽自動車の中古車は現行型ばかりではない。当然のことながら、歴史の長いモデルの中には旧規格のモデルや残念なことにエッジの立ったコンセプトだったために、ひと世代で生産を終了した絶版モデルなど、さまざまなモデルが流通している。
ここでは、旧型でも運転支援システムをはじめとした安全装備が充実した2モデルと現行型にはない魅力を持った旧型&絶版モデルを3モデル紹介する。
旧型でも安全装備が充実している軽乗用車として、まず紹介するのは、2014年1月から販売開始され2019年12月にフルモデルチェンジを行ったばかりの初代スズキハスラー。
ワゴンRをベースとしたハイトワゴンのクロスオーバーモデルで、実は本格的な悪路走破性も兼ね備えたモデルだ。
初代ハスラーで狙い目なのは、2015年12月に行われた一部改良後のモデル。この時にXとXターボは運転支援システムがステレオカメラを採用したデュアルカメラブレーキサポートとなったのだ。
その後JスタイルIIなどの特別仕様車に装着車は拡大している。初代ハスラーの中古車は現在、約3180台流通しているが、2016年式以降のデュアルカメラブレーキサポート装着車を購入すれば満足度はかなり高くなる。
続いて紹介するのは、2019年にフルモデルチェンジしたダイハツタント。旧型タントは2013年に登場し、運転支援システムは2015年4月にスマアシII、2016年11月スマアシIIIにアップデートされている。
理想はスマアシIIIだが、スマアシIIでも充分満足できる。旧型タントの中古車は約4620台と豊富なので、SAIIもしくはSAIIIと書いてある中古車を積極的に選びたい。
ここからは、運転支援系は目をつぶって、現行モデルにはない魅力を持つ3車種を紹介する。まず、ダイハツコペン。
旧型となる初代コペンは2002年~2012年まで販売されたロングセラーモデル。搭載されているエンジンは現行モデルにはない、直列4気筒ターボというのが魅力だ。旧型コペンの中古車は約750台も流通し、なかには200万円近い高額な中古車もあるほどの人気を誇る。
続いて紹介するのはダイハツミラジーノ。最終モデルは2004年~2009年に販売された。
一世を風靡したレトロ調モデルの最後のモデルで、フロントグリルをはじめ、フロント&リアバンパー、サイドガーニッシュにメッキパーツをあしらい、その上質感は古さを感じさせない。最終型ミラジーノの中古車は約900台と非常に豊富で、安さを感じさせない魅力がある。
最後に紹介するのは、ホンダバモス。
最終型のバモスは1999年~1918年まで販売された。エンジンをミドシップに搭載し、床面の低さが特徴だった。販売期間が長く、中古車も約860台と豊富。車中泊仕様などカスタマイズが手軽に楽しめる1台だ。
【番外コラム】現行型のハスラー、N-WGN、ルークスの中古は今後注目
2019年に登場したデイズやN-WGN、タントといった軽乗用車は小型車に匹敵する走行&安全性能を実現していて、軽自動車維新の年であると感じさせた。
さらにそれを強く印象づけたのが年末に発表され、2020年11月から発売を開始した新型ハスラーだ。構造用接着剤を採用し、走行安定性は現在販売されている軽乗用車中でトップと思うほどだった。
今後もeKスペースやルークスといった新型車が発売され、中古車市場はさらに活気づくはずだ。
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