新車価格88万円のツインが13年落ちで56万円!? ちょっとプレミア価格の中古車7選

新車価格88万円のツインが13年落ちで56万円!? ちょっとプレミア価格の中古車7選

 

とある中古車店の前を通りすがった時、56万円の2003年式のスズキ ツインを目撃した。該当グレードの新車価格は88万円。13年落ちの中古車としては異例の高値だ。スカイラインGT-RやA80スープラのように、新車価格を大幅に上回る超プレミア中古車ではなくとも、ツインのように意外な高価格中古車はほかにもある。そんなちょっとプレミアな中古車7モデルを厳選してお届けしよう。

文:ベストカー編集部/写真:編集部、TOYOTA、NISSAN、SUBARU 


 

ノーマル状態の中古車は新車価格に匹敵するツイン

まず企画の発端になったツインはどうかというと、やはり「高いものは高い」。エアロを付けたり、後付けターボを装着した個体などは90万円近くするものもある。

ノーマル状態で最も高い中古車では2004年式、1.1万km走行の「ガソリンBカラーパッケージ」で81万8000円という個体を発見。安いものでは20万円を切るものもあったりするので、程度によって価格差は相当大きいといえる。

「今、ツインのようなクルマは新車にないので中古車需要は確実にありますね。入庫するとすぐに売れるクルマです。セカンドカー需要が多く、周囲に狭い道路しかない住環境のお客さんが目立ちます」

「若い世代ではなく、小さい車が欲しいという中高年の方が主力で、走行距離が少なくて程度のいい60万〜70万円台のモデルが人気です」

(兵庫県のスズキ販売店)

趣味性の高さより、小さいクルマが必要という理由で売れているもよう。タマ数が少ないので「ビミョーなプレミア価格」になっているようだ。

 

■SUZUKI ツイン ノーマル状態最高値(中古車)/81万8000円(走行1.1万km)

グレード:2004年式ガソリンB(新車時価格90万7000円)

 

RX-8最終仕様は新車価格を上回る中古車出現!!

続いて注目したのはRX-8の最終限定車「スピリットR」。絶版になる寸前の限定車というのは中古車になっても値落ちが少ないものだが、調べてみると予想どおり。

ノーマル状態で最も高いものでは2012年式、775km走行で398万円という個体があった(同車の新車価格は325万円)。

「RX-8はスピリットRだけが高値。それ以外との差は相当大きいですね。多走行車が入ってくることはめったになく、8000〜9000km走行で300万円くらいが平均的な相場です」(横浜市のスポーツカー専門店)

 

■MAZDA RX-8 スピリットR ノーマル状態最高値(中古車)/398万円(走行775km)

グレード:2012年式スピリットR(新車時価格334万3000円)

 

国産SUVちょいプレミアな中古車3モデル

SUVで「ビミョーにプレミア価格」と感じられるのがランクルプラド、ハイラックスサーフ、そして先代エクストレイルのクリーンディーゼル(20GT)。

いずれもノーマル状態の中古車価格で2015年式プラドが615万円、2009年式サーフが289万9000円、2011年式エクストレイル20GTが235万円という個体を確認できた。

「中古SUVの価格が下がらない最大の理由は海外に輸出できること。そういう車は日本での需要を問わずオークション価格が下がりません」

というのは横浜市のSUV専門店。そのうえ、この3車に関しては日本でも人気があり、さらに価格が安定しているという。

「プラドは新車でも買えますが、オプションを付けていくと相当高価になることと納期が長いのが中古車人気の理由。サーフとエクストレイルディーゼルは後継車がない絶版車人気ですね」

「特にエクストレイルはモデルチェンジで丸めのスタイルになり、ディーゼルをやめてハイブリッドになったこともあって人気が衰えません。また、手放さない人が多く、タマ数が少ないのも高値安定の理由です」

■TOYOTA ハイラックスサーフ ノーマル状態最高値/289万9000円(走行2.6万km)

グレード/2009年式2.7SSR-G 4WD(新車時価格328万3000円)

 

■TOYOTA ランクルプラド TZ-G ノーマル状態最高値(中古車)/615万円(走行2.1万km)

 

グレード:2015年式2.8TZ-G(新車時価格513万3927円)

 

■NISSAN エクストレイル20GT ノーマル状態最高値(中古車)/235万円(走行3.4万km)

 

グレード:2011年式20GT 4WD(新車時価格322万9000円)

 

最後の“スバルオリジナル”サンバーも新車価格突破!!

この手の企画になると必ず浮上してくるのがサンバー。もちろん、スバル最後のオリジナルモデルだ。調べてみると2012年式、0.3万km走行のスーパーチャージャー付きトラック(5MT)を192万円で売っている店があった。

「最後のスバルオリジナルサンバーに関してはけっこうな頻度で問い合わせがありますし、入庫するとすぐに売れますね」

「使い勝手がいいこともあってトラックよりもバンのほうが人気で、主に仕事用。仕事用だからグレードや色、ちょっとしたボディの傷などは気にされないお客さんが多いです」

「とにかく(スバル製の)サンバーが欲しいという方たちですね。エンジンが座席の下ではなくリアにあるから重量バランスがよく坂道を上りやすいとか、静かで夏も暑くなく振動が少ないという評判をよく聞きます」(群馬県のスバル販売店)

■SUBARU サンバー スーパーチャージャー ノーマル状態最高値(中古車)/192万円

 

グレード:2012年式三方開4WD(新車時価格109万3050円)

 

今では希少!! 国産ターボMTホットハッチのコルトも新車並み

最後に調べていてちょっと気になったのがコルトラリーアートバージョンR。ノーマル状態での最高値は2012年式、1.9万km走行で185万円。5年落ちにしてはなかなかの高値だ。

もっともこのクルマも程度による差は大きく、多走行車では30万円台の個体も存在する。しかし、4万〜5万km走行なら100万円を下る個体はまずないといっていい。

「数年前より相場は上がってきています。今はコンパクトなスポーツモデル、それもMTがほとんどないので注目度が上がっているんだと思います」(東京都内スポーツカー専門店)

■MITSUBISHI コルト ラリーアートバージョンR ノーマル状態最高値(中古車)/185万円

グレード:2012年式バージョンR(新車時価格204万1000円)
 

(※本記事に登場する中古車価格は、ベストカー2017年7月10日号編集時点での情報です。中古車価格は日々変動するため、現在の情報とは異なる場合があります。ご了承ください)