国産SUVちょいプレミアな中古車3モデル
SUVで「ビミョーにプレミア価格」と感じられるのがランクルプラド、ハイラックスサーフ、そして先代エクストレイルのクリーンディーゼル(20GT)。
いずれもノーマル状態の中古車価格で2015年式プラドが615万円、2009年式サーフが289万9000円、2011年式エクストレイル20GTが235万円という個体を確認できた。
「中古SUVの価格が下がらない最大の理由は海外に輸出できること。そういう車は日本での需要を問わずオークション価格が下がりません」
というのは横浜市のSUV専門店。そのうえ、この3車に関しては日本でも人気があり、さらに価格が安定しているという。
「プラドは新車でも買えますが、オプションを付けていくと相当高価になることと納期が長いのが中古車人気の理由。サーフとエクストレイルディーゼルは後継車がない絶版車人気ですね」
「特にエクストレイルはモデルチェンジで丸めのスタイルになり、ディーゼルをやめてハイブリッドになったこともあって人気が衰えません。また、手放さない人が多く、タマ数が少ないのも高値安定の理由です」
■TOYOTA ハイラックスサーフ ノーマル状態最高値/289万9000円(走行2.6万km)
■TOYOTA ランクルプラド TZ-G ノーマル状態最高値(中古車)/615万円(走行2.1万km)
■NISSAN エクストレイル20GT ノーマル状態最高値(中古車)/235万円(走行3.4万km)
最後の“スバルオリジナル”サンバーも新車価格突破!!
この手の企画になると必ず浮上してくるのがサンバー。もちろん、スバル最後のオリジナルモデルだ。調べてみると2012年式、0.3万km走行のスーパーチャージャー付きトラック(5MT)を192万円で売っている店があった。
「最後のスバルオリジナルサンバーに関してはけっこうな頻度で問い合わせがありますし、入庫するとすぐに売れますね」
「使い勝手がいいこともあってトラックよりもバンのほうが人気で、主に仕事用。仕事用だからグレードや色、ちょっとしたボディの傷などは気にされないお客さんが多いです」
「とにかく(スバル製の)サンバーが欲しいという方たちですね。エンジンが座席の下ではなくリアにあるから重量バランスがよく坂道を上りやすいとか、静かで夏も暑くなく振動が少ないという評判をよく聞きます」(群馬県のスバル販売店)
■SUBARU サンバー スーパーチャージャー ノーマル状態最高値(中古車)/192万円
今では希少!! 国産ターボMTホットハッチのコルトも新車並み
最後に調べていてちょっと気になったのがコルトラリーアートバージョンR。ノーマル状態での最高値は2012年式、1.9万km走行で185万円。5年落ちにしてはなかなかの高値だ。
もっともこのクルマも程度による差は大きく、多走行車では30万円台の個体も存在する。しかし、4万〜5万km走行なら100万円を下る個体はまずないといっていい。
「数年前より相場は上がってきています。今はコンパクトなスポーツモデル、それもMTがほとんどないので注目度が上がっているんだと思います」(東京都内スポーツカー専門店)
■MITSUBISHI コルト ラリーアートバージョンR ノーマル状態最高値(中古車)/185万円
(※本記事に登場する中古車価格は、ベストカー2017年7月10日号編集時点での情報です。中古車価格は日々変動するため、現在の情報とは異なる場合があります。ご了承ください)
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