安くて良い中古車は稀! ただし不人気車は狙い目
3番目として覚えておいてほしいのが、“安くて良い車はない”ということだ。中古車は同じコンディションのモノは1台しかなく、年式や、走行距離、ボディカラー、装備などで価格が決まる。したがって、価格が安い車にはそれなりの理由があるということ。
しかし、中古車は新車と異なり人気という要素が価格に大きく影響する特徴がある。新車時は同じ価格帯でも、人気か不人気によって中古車の販売価格は変わってくる。人気車は高く、人気のない車は安くなる。
最初に安くて良い車はないと言ったが、この中古車特有の人気という要素を逆手に取って、人気のない車種を選べば、価格が安くてコンディションの良い車を手に入れることができる。
走行性能などは人気車と変わらないのに、ただ人気がないと言うだけで価格が安いのだから、安くて高いコンディションを探している人にはオススメだ。
中古車選びには「妥協」も必要
4番目のポイントは“妥協できるポイントを決める。”こと。中古車は日本全国に流通している約40万台の中古車の中から自分の予算にあったベストな1台を見つけることになる。自分の条件にあった車が見つからない場合は、何か条件を変更することが大切だ。
例えば、車の性能に関係ないボディカラー。白(パール)や黒が人気色で価格は高めとなる。本当は黒がほしいけれども、予算が合わないという時にシルバーなどに変更するだけで、見つけやすくなる。自分の条件の中で何が妥協できるかを決めておくことが中古車購入の成功の鍵を握る。
中古車は「保証付き」でも内容はさまざま
5つ目のポイントは“保証付きと聞いて安心するな”。中古車は販売店の形態と同じくらい保証内容もバラバラだ。メーカー系販売店のように、期間、対象部品が充実した保証もあれば、短期間で対象部品が限定される販売店の保証まで様々だ。
また、中古車のなかには現状販売というものもあり、こういった中古車は保証が付かない。保証付きとして販売されている中古車を購入する場合は、見積時に保証内容をキチンと確認しておけば、後悔することもない。
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最後にもう一つだけ。販売店スタッフを味方につけることも重要。販売店は車のプロ。取り扱っている車のコンディションなどはしっかり把握しているはず。自分が納得できるまで、わからないことはスタッフに聞いてみよう。
親身になって答えてくれるスタッフならば信用していいだろう。ユーザーもひやかしで行くのは論外。真剣に購入することが決まってから、販売店に行くようにしてもらいたい。
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