■高止まり傾向の中古車価格だが狙い目モデルもあり!
現在、R35型GT-Rの中古車の流通台数は約206台。3カ月前の2020年11月の時点が約200台。2020年12月には約180台まで減少したものの、その後は増加傾向となり約206台まで盛り返してきた。
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流通している中古車の平均価格は約880万円。3カ月前の時点では約820万円だったが、ジワジワと値上がりし、年末年始には直近3カ月の中でピークといえる約920万円を付けたが、その後は値落ち傾向となっている。
中古車の平均走行距離は約2.9万kmで、中古車の価格帯は約460万~約2680万円と非常に幅広いのが特徴だ。
各年式モデルの中古車の平均価格を見てみると、2007年12月~2008年11月までの初期型は約688万円。2008年12月~2009年11月までが約739万円。2009年12月~2010年10月までの中古車は流通しておらず。2010年11月~2011年10月までが約787万円。
2011年11月~2012年10月までは約769万円と前モデルとほぼ変わらないが、2012年11月~2013年11月までは約806万円となる。2013年12月~2014年10月までは約843万円、2014年11月~2016年6月までは約1027万円と中古車の平均価格が1000万円を超える。
2度目の大幅なマイナーチェンジを行った2016年7月~2017年10月までが約1253万円。2017年11月~2019年5月までが約1250万円。2019年6月~2019年9月までが約1273万円と2度目のマイナーチェンジ以降はほぼ横ばいといえる状況だ。
しかし、2019年10月以降は中古車の平均価格が約2680万円となっていることからもGT-R NISMOが中心となっていることがわかる。
こうして見ると、GT-Rの残価率の高さが浮き彫りとなるが、価格的見ると、平均価格が約770万~約843万円の1度目のマイナーチェンジが行われた2010年11月から、サスペンションのセッティングが見直された2014年モデルが販売された2014年3月までが狙い目と言える。
年式と走行距離の分布を見てみると、約70台と最も多い2008年式は走行距離が15万km超という中古車が約13台もあり、最も多いのが約19台の5万~7万kmとなっている。
走行距離の分布では1万~2万kmが約30台、2万~3万kmが約29台と最も多く、5万~7万kmが約22台、そして3万~4万kmが約20台となる。
先ほどピックアップした2010年~2014年式までを照らし合わせると、3~4万kmが約10台で、価格帯は約738万~約1280万円だが、800万円以上はチューニングカーとなっている。そして、2~3万kmが約11台で価格帯は約638万~約819万円だ。
中古車のグレード構成では「プレミアムエディション」が最も多く約78台、「ブラックエディション」が約46台、「ピュアエディション」が約24台。そして「NISMO」が約17台となっている。特別仕様車では「スペシャルエディション」がわずか1台で約858万円、「45th Anniversary」もわずか1台で約1000万円。そのほか50周年記念車や大阪なおみバージョンの中古車は流通していない。
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