価格の高い人気のレクサスSUV 中古車になるとトヨタのSUVとの差はなくなる?

レクサスNX/トヨタRAV4

レクサスNXは2014年デビューと、現在のレクサスのなかでは息が長い
レクサスNXは2014年デビューと、現在のレクサスのなかでは息が長い

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2019年4月、5代目となって日本に戻ってきたRAV4。パワートレインは2L、直4ターボエンジンと2.5L、直4エンジン+モーターのハイブリッドの2種類を設定
2019年4月、5代目となって日本に戻ってきたRAV4。パワートレインは2L、直4ターボエンジンと2.5L、直4エンジン+モーターのハイブリッドの2種類を設定

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 続いてはレクサスNXとRAV4だ。NXは2014年デビューと現在販売されているレクサスSUVのなか最もロングセラーとなっているモデルだ。

 搭載されているパワートレインは、最高出力152ps、最大トルク206Nmを発生する2.5L、直4ガソリンエンジン+モーターのハイブリッドシステムと最高出力238ps、最大トルク350Nmを発生する2L、直4ターボエンジンの2種類。

 トランスミッションはハイブリッド車がCVTで、ターボ車は6速ATが組み合わされる。車両本体価格は454万6000円~612万7000円となっている。

 一方のRAV4はTNGAを採用して2019年4月に登場。直線的なデザインを採用しタフギア感を演出したデザインが特徴だ。

 搭載するパワートレインは最高出力178ps、最大トルク221Nmを発生する2.5L、直4ガソリンエンジン+モーターのハイブリッドシステムと最高出力171ps、最大トルク207Nmを発生する2L、直4ガソリンエンジンの2種類。どちらも高い熱効率を誇るダイナミックフォースエンジンとなっている。

レクサスNXのパワートレインは2.5L、直4ガソリンエンジン+モーターのハイブリッド(最高出力152ps/206Nm)と2L、直4ターボエンジン(最高出力238ps/350Nm)
レクサスNXのパワートレインは2.5L、直4ガソリンエンジン+モーターのハイブリッド(最高出力152ps/206Nm)と2L、直4ターボエンジン(最高出力238ps/350Nm)
RAV4のパワートレインは最高出力178ps/221Nmを発生する2.5L、直4ガソリン+モーターのハイブリッドシステムと最高出力171ps/207Nmを発生する2L、直4ガソリンエンジンの2種類
RAV4のパワートレインは最高出力178ps/221Nmを発生する2.5L、直4ガソリン+モーターのハイブリッドシステムと最高出力171ps/207Nmを発生する2L、直4ガソリンエンジンの2種類

 組み合わされるトランスミッションは全車CVTで、車両本体価格は274万3000円~402万9000円となっている。さらにRAV4はPHVを追加し、車両本体価格469万~539万円で販売したが、現在は販売を中止するほどの人気となっている。

 まず買取価格はレクサスNXが新車価格612万7000円の300h Fスポーツ4WDそしてRAV4は新車価格331万円のアドベンチャーだ。まだRAV4が新しいモデルなので、比較できるのは2019年式だけとなっているが、NX300h Fスポーツ4WDの買取価格が約395万円。

 そしてRAV4アドベンチャーは約244万円となっている。これを残価率で見ると、NX300h Fスポーツ4WDは約64.5%。RAV4アドベンチャーは73.7%となっており、残価率でレクサスを上回った。

 レクサスNXの中古車の流通台数は約740台と豊富で、平均価格は約373万円。中古車の価格帯は約229万~約749万円となっている。

 一方のRAV4はすでに約630台の中古車が流通していて、平均価格は約333万円。価格帯は約230万~約498万円とレクサスNXとクロスオーバーしている。また現在新車がオーダーストップとなっているRAV4 PHVの中古車は流通していない。

レクサスUX/トヨタC-HR

レクサスUX。2020年10月には、レクサス初の電気自動車 UX300eが追加された
レクサスUX。2020年10月には、レクサス初の電気自動車 UX300eが追加された

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C-HRは2019年10月にマイナーチェンジを実施
C-HRは2019年10月にマイナーチェンジを実施

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 最後はコンパクトSUVのレクサスUXとトヨタC-HRだ。レクサスUXは2018年11月に登場したレクサスSUVのなかで最小サイズのモデル、2020年10月に300eというBEVを設定している。

 主力グレードに搭載されているパワートレインは2L、直4ガソリンエンジンと2Lガソリンエンジン+モーターのハイブリッドシステムの2種類。トランスミッションは全車CVTとなる。

 一方のC-HRはTNGAを採用した第二弾モデルとして2016年12月に登場。クーペルックのSUVとしてその姿に合わせて走行性能にこだわったモデル。

 搭載するパワートレインは1.2L、直4気筒ターボエンジンと1.8Lガソリンエンジン+モーターのハイブリッドシステムの2種類。

 マイナーチェンジで1.2Lターボに6速MT車が設定されている。レクサスUXとC-HRは搭載するパワートレインは異なるがプラットフォームが共通のまさに兄弟車。しかし新車価格はレクサスUXの397万3000円~635万円とC-HRは238万2000円~314万5000円と大きく差が開いている。

 買取価格を比較するのは、新車価格486万8000円のUX250h Fスポーツと304万5000円のC-HR HV G。まず2019年式はUX250h Fスポーツが約381万円、C-HR HV Gは約197万円。2018年式ではレクサスUXが約378万円、C-HRは約168万円となっている。

パワートレインは2L、直4ガソリンエンジンと2Lガソリンエンジン+モーターのハイブリッド。EVモデル300eのWLTCモード航続距離は367km
パワートレインは2L、直4ガソリンエンジンと2Lガソリンエンジン+モーターのハイブリッド。EVモデル300eのWLTCモード航続距離は367km
2019年10月のマイチェンでインテリアの新カラーであるオーキッドブラウンを設定。スポーティ路線のC-HRでかなりオシャレな雰囲気を演出
2019年10月のマイチェンでインテリアの新カラーであるオーキッドブラウンを設定。スポーティ路線のC-HRでかなりオシャレな雰囲気を演出

 これを残価率で表すとレクサスUXは2019年式が約78.2%、2018年式は約77.6%と高水準をキープし、人気車であることを表している。一方のC-HRの2019年式は約64.7%、そして2018年式は約55.1%と差が開いてしまっている。

 レクサスUXの中古車の流通台数は約122台で、平均価格は約454万円。中古車の価格帯は約320万~約643万円と高値をキープしている。一方のC-HRは約2400台と流通台数は非常に豊富で、平均価格は約214万円。そして中古車の価格帯は約139万~約395万円となっている。

 トヨタのプレミアムブランドとしてレクサスの新車価格は高価格となっているが、同じボディサイズのトヨタブランドのクルマと買取価格の残価率で比較するとランドクルーザーやRAV4はレクサスを上回る数値となっていることが今回わかった。ハリアーも評判の高い現行型はRXを上回る残価率になる可能性は高い。

 したがってレクサスSUVとトヨタSUVの中古車の価格差は一部の車種では縮まっていることが明らかとなった。

C-HRのリアシート、狭さが気になる
C-HRのリアシート、狭さが気になる

【画像ギャラリー】トヨタとレクサスのSUV スタイルや内装を比較! 中古車の価格差はいかに…?

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