今年2021年も、ランクルやWRX S4、ノアやレガシィアウトバックなど楽しみが多いトヨタ&スバル。
しかしそれだけじゃない。86/BRZに続く共同開発マシンが2台、2022年の登場を目指してスタンバイを進められているという。
果たしてそのモデルは、おそらく今現在よりもさらに混迷を極めているだろう「新時代」のスタンダードたりうるのか? 取材を重ね明らかになった情報をお伝えする!
【画像ギャラリー】ほかにもまだある!? トヨタ・スバルの開発中モデルをギャラリーでチェック!!!
※本稿は2020年1月のものです
文・写真/ベストカー編集部
初出:『ベストカー』 2020年2月10日号
■かつてのGRB型 WRX STIの再来! トヨタ&スバル 共同開発4WDスポーツが2022年11月デビュー!!!
2021年に延期となったラリーJAPANの復活だが、新型WRC用マシンをトヨタとスバルが共同開発している。
そのボディサイズはインプレッサスポーツに近いもので、縦置きの水平対向エンジンをシンメトリカルAWDとトランスミッションに組み合わせる。
トヨタがヤリスWRCに採用する4WDシステムとはまったく別のシステムが採用されることになる。
かつての3代目WRX STIはデビュー時、5ドアハッチバックモデルのみだったが、これは当時のWRC参戦ドライバー、P・ソルベルグの知見を活かしたものだった。
WRCでのコーナリングスピードを重視したため、ハッチバックモデルになった経緯があるのだが、新型4WDスポーツはその再来と言ってもいいだろう。「最高に気持ちいい4WD」はこのマシンが担う!
■「e-TNGA」第一弾はミッドサイズSUV! 共同開発による新型EVが2022年前半デビュー!!
2019年6月にトヨタとスバルはEVの共同開発の合意に関して発表。昨年1月20日には「SUBARU技術ミーティング」を開催し、2021年の前半にEVを市販化することを明らかにしていた。
そして昨年(2020年)12月7日、トヨタの欧州デビジョンが「今後数カ月以内に詳細を発表する」として、新開発ピュアEVに関する概要を一部先行して明らかにした。
「e-TNGA」と名付けられたプラットフォームは前輪駆動、後輪駆動、四輪駆動に対応し、コンパクトからラージまで幅広いセグメントにフレックスに対応できるアーキテクチャーとし、さまざまなサイズのバッテリー、モーターの搭載を可能とするとしている。
現時点でe-TNGAはコンパクトクロスオーバー、大型セダン、マルチパーパスカーなどへの展開を計画しており、その第一弾となるのがミッドサイズSUVである。
これのデザインスタディとなるのが昨年1月のSUBARU技術ミーティングで公開されたモデルだ。この際には前後2モーターで290ps以上を発揮すると概要を明らかにしている。
今回はトヨタ側からの発表だったが、このピュアEVはスバルとの共同開発が進められており、スバルモデルもスタンバイ。こちらも2022年前半にデビューの計画だ。
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