レクサスRX/トヨタハリアー(旧型)
続いては両ブランドのSUVの主力モデルといえるレクサスRXとトヨタハリアーだ。
ハリアーは2020年にフルモデルチェンジを行い、TNGAを採用し、クーペスタイルのSUVへと進化しているが、まだ中古車市場の台数が少ないため旧型のデータとなる。
現行型レクサスRXは2015年に登場。2017年には3列シート仕様のRX450hLを搭載した。日本導入モデルは現行型で2代目だが、海外展開されているモデルは4代目となり、初代と2代目は日本ではハリアーとして販売されていた。
搭載されているパワートレインは450hが最高出力262ps、最大トルク335Nmを発生する3.5L、V6ガソリンエンジン+モーターのハイブリッドシステム。
そしてRX300は最高出力238ps、最大トルク350Nmを発生する2L、直4ターボエンジンを採用。トランスミッションはハイブリッド車がCVT、2Lターボ車は6速ATで、車両本体価格は524万~796万円。
一方の旧型ハリアーは2013年~2020年に販売されていた先代(2代目ハリアー)まではレクサスRXと同じモデルだった。
しかし先代ハリアーは国内専売車として、レクサスRXとは全く別のクルマとなったが、スタイリッシュなデザインで人気が高く指名買いをする人が多いのが特徴。
搭載するパワートレインは2L、直4エンジンをはじめ、2.5Lエンジン+モーターのハイブリッドそして、2017年6月に行われたマイナーチェンジで追加された最高出力231ps、最大トルク350Nmを発生する2L、直4ターボの3種類。車両本体価格は300万4100円~504万5700円だった。
まず現在の買取価格だが、レクサスRXは450h Fスポーツ4WDの2018年式は約480万円、そして2016年式は約403万円だ。
一方のハリアーはハイブリッドのプログレスメタルアンドレザーパッケージで調べてみると、2018年式が約253万円、2016年式は約202万円(プレミアムアドバンスドパッケージ)だった。
残価率はレクサスRXの2018年式は約61.3%、2016年式は約51.5%。一方のハリアーは2018年式が約50.1%、2016年式は約44%となっている。
一見するとかなり開きがあるが、レクサスRXが現行型なのに対して、ハリアーはフルモデルチェンジを行い先代であることを考えるとこの差はもっと縮まるのは間違いない。
現行型レクサスRXの中古車の流通台数は約460台と豊富で、平均価格は約504万円。そして中古車の価格帯は約328万~約880万円となっている。
旧型ハリアーの中古車の流通台数は約3000台と非常に豊富で、平均価格は約259万円。中古車の価格は約148万~約485万円とフルモデルチェンジしてもあまり値落ちが進んでいない。これは人気が高いということを示している。
コメント
コメントの使い方