R34型日産 スカイラインGT-Rや80型トヨタ スープラなどの中古車相場大高騰をもたらした、アメリカの25年ルール。
「製造から25年が経過した車両は、本来は禁止されている右ハンドル車であっても『趣味のクラシックカー』として輸入できる」というアメリカの国内ルールなわけだが、その25年ルールが、今から2年半後にはS15型日産 シルビアの初期モデルにも適用されることになる。
それを機に、S15型シルビアの相場もR34型スカイラインGT-Rのように爆上げしてしまうのだろうか? というか、そもそも現時点ですでにS15型シルビアの相場は高騰しているのか?
気になって仕方ないため、少々調べてみることにしよう。
文/伊達軍曹 写真/NISSAN
【画像ギャラリー】2年半後の北米25年ルール適用に備えて、高騰前のS15型シルビアを写真でチェック!!
■7代目のS15シルビアはダウンサイジングで再び人気!
まずはS15型日産 シルビアというクルマについての超簡単なおさらいから。
サニーをベースとするスペシャルティカーとして1965年に初代が誕生した日産シルビアは、その後いろいろありながらも、1988年に登場した5代目・S13型が「デートカー」としても「走り屋のためのFRクーペ」としても大ヒット。
1993年に発売された6代目・S14型は3ナンバーサイズに肥大化したことで評価を落としたのだが、再び5ナンバーサイズに戻して1999年に登場した7代目・S15型は「手頃なサイズのFRクーペ」として、再び大人気を得るに至った。
搭載エンジンは、「spec.S」が最高出力165ps(MT車)または160ps(AT車)の2L直4自然吸気で、「spec.R」は同250ps(MT車)または225ps(AT車)の2L直4ターボ。spec.SのMTは5速タイプだが、ターボ版であるspec.RのMTは6速タイプだった。
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