タフギア感を強調した2Lガソリン車のエクストリーマーXが狙い目
続いては現在、人気沸騰中のSUVからは現行型日産エクストレイルをピックアップ。現行型エクストレイルは2013年12月に登場し、9年が経過したSUVのロングセラーモデルだ。
搭載されているパワートレインは、2L直列4気筒ガソリンエンジン+CVTのみだったが、2015年4月には2Lガソリンエンジンと1モーター2クラッチを組み合わせたハイブリッド車を追加した。駆動方式はグレードによって2WDと4WDを用意し、乗車定員は5人乗りを中心にガソリン車には7人乗りの3列シート仕様も用意されている。
現行型エクストレイルは、2017年6月には初のマイナーチェンジを行い、内外装の変化に加えて高速道路などで、アクセル、ブレーキ、ハンドルを自動的に制御し同一車線での高度な運転支援を実現したプロパイロットを設定。
そして2020年1月には一部改良を実施し、運転支援システムのデバイスとして、単眼カメラに加えてミリ波レーダーを採用。その結果、衝突被害軽減ブレーキの夜間時の性能やプロパイロットの性能も向上させている。
現在、現行型エクストレイルの中古車は約3,784台流通していて、平均価格は約182.8万円。中古車の価格帯は約79.8万〜約359.9万円となっている。
そのうち、予算150万円に絞っても約910台と非常に豊富だ。年式の初期型だけでなく、2017年6月のマイナーチェンジ後のモデルも狙えるのは魅力。
パワートレインは2Lガソリン車が中心で、ハイブリッド車は約89台。価格帯は約109万からとなっている。特にアウトドアに頻繁に出掛ける人ならば、防水シートを採用したエクストリーマーXがオススメ。外観もタフギア感を強調しているが、利便性の高い装備が充実している。
かつてエスティマのライバルだったマツダMPV
最後はファミリィカーとしてのニーズが高いミニバンからは、マツダMPVをチョイスした。最終型となったMPVは、2006年〜2016年まで販売されたミニバンだ。
ミニバンでもマツダが掲げる楽しい走りを実現するために、フロントサスにはマクファーソン式ストラット、リアサスにマルチリンクとスポーツカーと同様のサスペンション形式を採用するこだわりようだ。
デビュー当初は、最高出力245psを発生する2.3L直列4気筒直噴ターボと最高出力163psを発生する2.3L直列4気筒自然吸気という2種類のエンジンが用意されていたが、ターボはモデルライフの途中で廃止されている。
組み合わされるトランスミッションが2WD車はデビュー当初は4速ATで2008年のマイナーチェンジで5速ATに変更。ターボ車と4WD車は6速ATと駆動方式によって異なっているのが特徴だ。またフラッグシップミニバンらしく、オットマンを採用したスーパーリラックスシートなどを快適装備が満載だ。
現在、最終型MPVの中古車は約280台流通していて、平均価格は約40.7万円。中古車の価格帯は約10万〜約180万円となっている。そのほとんどが150万円以下で購入可能となっている。
2008年1月に行ったマイナーチェンジ以降の中古車が中心で、グレードは23Sが最も多い。ターボエンジンを搭載した23Tも約48台流通している。狙い目は本革シートやパワーリアゲートなど快適装備が充実したLパッケージ。
現在はミニバンをラインアップしていないマツダだが、マツダらしいこだわりが詰まったミニバンをチョイスしてみるのもいいだろう。
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