新車は“高根の花” BMW M3も最安は300万円以下
最安値物件が200万~300万円台で手に入れたい憧れのクルマは先代E92型のBMW M3クーペだ。先代M3クーペは2007年~2013年11月まで販売された。
最高出力420psを発生する4L・V8エンジンを搭載。ボディはカーボンファイバーをはじめアルミニウムなど最先端の素材を採用することで、サイズは大型化したが、車両重量を抑えることで高いパフォーマンスを発揮する。
デビュー当時の新車価格は996万円だったが、現在中古車の価格帯は237.6万~678万円となっている。中古車の流通台数は48台で、平均価格は406万円で直近3カ月間はほぼ横這いで推移。
300万円以下で購入できるM3はわずか4台。トランミッションはMT車3台、DCT車1台となっている。走行距離は全車10万kmオーバーとなっているが、年式は2007年~2009年ということを考慮するとキチンと乗られているクルマばかりだ。
したがって、どのように使われていたのかそしてどのようなメンテナンスを行っているのかが重要なポイントとなる。その高いパフォーマンスは色あせておらず、この価格で手に入れられれば満足度は抜群だ。
日本初のスーパーカー、初代NSXも中古なら手頃に
そして、最安値物件が300万~400万円で手に入れられる憧れのクルマは、初代ホンダ NSXだ。初代NSXは1990年9月に登場。
当時量産車として世界初となるアルミモノコックをはじめ、ホンダの技術を結集したミッドシップスポーツカー。運転席後方に横置きされる3L・V型6気筒エンジンはMT車が280ps、AT車が260psを発生した。
その後、軽量化を施した「タイプR」やタルガトップを採用した「タイプT」などモデルラインアップが多彩となった。
初代NSXのデビュー当時の価格は800万3000円~860万3000だった。そして現在の中古車の価格帯は345.9万~2160万円とかなり幅広い。
また、流通台数は60台で平均価格は595万円となっている。300万~400万円で手に入れることができる初代NSXは8台。走行距離は10万km超、修復歴ありとなかなか厳しい状況だ。
しかし、初代NSXを購入するとき最も重要視したのは修復歴がないこと。それはオールアルミモノコックを採用しているため、修理がキチンとできないからだ。走行距離が多くても修復歴なしを狙うのがベストといえる。
今も現役! GT-Rは初期型なら400万円台も!
これで4車種を紹介してしまったが、今回は番外編として400万円で手に入る憧れのクルマとして現行型R35型GT-Rを紹介したい。
中古車の価格帯は400万~2090万円と幅広いが、デビュー時の新車価格777万~834万7500円だったGT-Rも400万円台で手に入れられるようになっているのは紹介しないわけにはいかない。
流通台数は195台で400万~500万円の間で購入できる物件は46台もある。日本が誇るスーパースポーツカーも夢ではなくなっているのだ。
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