スイフトスポーツ中古事情が熱い!! 日本の至宝を買うなら、どれ…? 

先代は50万円以下のモデルもある

2代目からのキープコンセプトのデザインで登場した3代目。全長3890×全幅1695×全高1510mmのジャストサイズ。2011年のデビュー時の価格は168万円

 まずは先代スイフトスポーツから。

 3代目となる先代スイフトスポーツは2011年11月に登場。搭載する1.6L直列4気筒エンジンは可変吸気システムや吸気VVT制御の最適化、バブルリフト両の増加、冷却システムの改善などによって最高出力136ps、最大トルク160Nmを発生。

 組み合わされるトランスミッションも一新され、新開発の6速MTとCVTとなった。さらに、サスペンションも旋回時の安定性を高めるため専用設計のリアサスペンションを採用、そしてブレーキの大容量化などまさにホットハッチに相応しい高いパフォーマンスを発揮した。

エンジンはスズキの名機の誉れ高きM16A型で、1586cc、直4DOHCは136ps/16.3kgmのスペック。パワフルではないが回転フィールが気持ちいい

 現在、先代スイフトスポーツの中古車の流通台数は約345台で、MT車は77%の約266台と圧倒的に多く、CVT車は約79台となっている。

 中古車の価格帯はMT車が約35万~約190万円で、50万円以下のプライスが付いたクルマが9台あった。

 いっぽうのCVT車の価格帯は約40万~約145万円で50万円以下のクルマは4台と少なめだ。MT車の高額車の中には後付けでターボを装着したモデルがあるように、アフターパーツが充実しているのが先代スイフトスポーツの魅力となっている。

ヨーロピアンハッチバックを彷彿とさせるリアビュー。ギュッと凝縮された塊感により小さくても存在感があるデザインとなっている

現行型はシリーズ初の3ナンバーボディ+ターボ

現行モデルになってエクステリアの質感は大幅にアップ。全長3890×全幅1735×全高1500mmと全長は先代と同じながらシリーズで初めて3ナンバー化された

 続いては2017年9月に登場した現行型スイフトスポーツだ。

 ホットハッチをより進化させるために、ハーテクトと呼ばれる軽量・高剛性の新プラットフォームを採用し、歴代モデルで初の3ナンバーボディとなった。

 搭載されているエンジンは1.4L直列4気筒直噴ターボに変更され、最高出力140ps、最大トルク230Nmを発生する。組み合わされるトランスミッションの6速MTは先代と同じギア比を採用。

エンジンはM16AからK14Cに変更。1371cc、直4DOHCターボは140ps/23.4kgmをマーク。ターボによりトルクバンドが広がり運転しやすくしかも速い!

 CVTは最適なギア比を設定し、鋭い加速が得られる6速ATへと変更されている。

 また、現行型スイフトスポーツは安全性能も向上しており、オプションで衝突被害軽減ブレーキなどがセットとなったセーフティパッケージを設定しているのが特徴だ。

 現行型スイフトスポーツの中古車は登場してまもなく2年を迎えるが、流通台数早くも200台を突破している。スイフトスポーツが約89台、オプションのセーフティパッケージ装着車が約112台となっている。

 トランスミッション別に見てみると、6速MT車は何と約175台で何と87%という驚異的な数字となった。旧型でもMT車比率は高かったが、ターボエンジンとなった現行型ではその比率はさらに高くなっているのだ。

 続いては中古車の価格帯。MT車のベースモデルは約120万~約220万円、セーフティパッケージ装着車が約129万~約238万円。AT車のベースモデルは約155万~約219万円、セーフティパッケージ装着車が約156万~約202.7万円となっている。

 さすがに現行モデルはまだ100万円を切る物件は市場に出回っていない。

誰が見てもスイフトスポーツというデザインを踏襲して登場。しかし細部のデザイン処理などこだわりが盛り込まれ、ひとクラス上の質感となっている

次ページは : 予算、好みに合わせて自在に選べる

新車不足で人気沸騰! 欲しい車を中古車でさがす ≫

最新号

マツダ6、実は水面下で開発が続いていた!? 注目新車情報、グッズが当たるアンケートも展開「ベストカー4月26日号」

マツダ6、実は水面下で開発が続いていた!? 注目新車情報、グッズが当たるアンケートも展開「ベストカー4月26日号」

終売が報じられたマツダ6はこのまま終わるのか? 否!! 次期型は和製BMW3シリーズといえるような魅力度を増して帰ってくる!? 注目情報マシマシなベストカー4月26日号、発売中!