グレード分布によって中古車の価格はどう変わるのか
続いてグレード分布を見てみると、C-HRの中古車で最も流通台数の多いグレードはハイブリッドの上級グレードであるGでなんと約52%と半数以上を占めている。
続いて多いのが4WD車の上級グレードのG-Tで約15.4%、そしてハイブリッドのスタンダードグレードSとなっている。さすがに2018年に追加された1.2ターボの2WD車は少なめなので、C-HRの中古車の狙い目グレードは装備の充実したハイブリッドGもしくは4WD車のG-Tということになる。
まずはハイブリッドGの価格帯を見てみると、約160万~約300万円(カスタム済中古車は約360万円)で250万円を超えると未使用車の比率が高くなる。
ボディカラーは白、黒、シルバーが中心だが、イメージカラーのグリーンメタリックは約8台、そしてイエローは約28台、ブルーは約24台とわずかながらカラフルなボディカラーも存在している。
一方のG-T4WDの価格帯は約170万~約310万円(カスタム済中古車は約370万円)とほぼハイブリッドGと変わらない。未使用車の比率もハイブリッド車と比べるとかなり少ない。
こちらもボディカラーは白、黒、シルバーが中心で、黄色と青がそれぞれ11台、赤が14台、グリーンメタリックが6台とハイブリッド車と比べると鮮やかなボディカラーが見つけやすくなっている。
CH-Rを買うならこれ!
新車時価格はハイブリッドGが292万9200円、G-T4WDが279万9600円と約12万円の価格差があったが、中古車ではその差がほとんどなくなっている。そう考えると降雪地などの4WDが必須の条件でなければ、ハイブリッドGがベストバイということが言える。
JC08モードで30.2km/Lという優れた燃費性能はコンパクトSUVの中でもトップレベルの実力を誇る。
ライバルといえるホンダヴェゼルは2WD車でも全高が1605mmあり立体駐車場に対応していないし、マツダCX-3はデミオ(現在マツダ2)がベースのため、後席スペースとラゲージ容量はC-HRよりも狭くなっている。
個性的なスタイルと実用十分居住空間そしてクラストップの燃費&安全性能を誇るC-HR。200万円以下で手に入れられる中古車が増えてきた今が買い時といえる。
そして、もしC-HRから乗り替えを考えている人は本格的な値落ちが始まったので、早めに手放したほうがいいだろう。今後、もしマイナーチェンジを行うという情報が下がれば、さらに買取(下取り)価格は下がってしまう。
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