日本一の自動車メーカー、トヨタが10月30日に2017年1-9月期の販売台数が775万台になったと発表。この台数はフォルクスワーゲン(VW)と日産・ルノー・三菱連合に次ぐ第3位となる。
日本でトヨタの「人気車」といえば、アクアや新進気鋭のC-HRなど。では、世界で売れてるトヨタ車は? その顔ぶれは、日本のベスト10とはかなり異なるものだった。
文:ベストカーWeb編集部/写真:TOYOTA、編集部
日本でのトヨタ販売ベスト10は?
カローラ、プリウス、アクアと、各時代の販売台数日本一モデルを擁するトヨタの日本国内販売ベスト10車種は次のとおり。
■トヨタ 2017年1-9月 販売台数ベスト10【日本】
1位:プリウス/12万6995台
2位:アクア/9万9939台
3位:C-HR/9万9572台
4位:シエンタ/7万5409台
5位:ヴィッツ/7万418台
6位:ヴォクシー/6万5699台
7位:ルーミー/5万7841台
8位:カローラ/5万5865台
9位:タンク/5万1599台
10位:ノア/4万4105台
(日本自動車販売協会連合会データより作成)
どのモデルも「これ人気車だよね」と納得の顔ぶれ。では、注目の世界販売ベスト10モデルは?
復活&絶版車登場!! トヨタ世界販売 1~5位
1位:カローラ/108万800台
堂々世界で一番売れているトヨタ車に輝いたのは“日本では売ってない”海外専売のカローラシリーズ。
日本での台数を除いた108万800台という販売のうち、中国が約35万台(レビン含む)、北米が約30万台で過半数を占める。日本仕様と“姿を変えたカローラ”は、今も世界で最も売れているトヨタ車なのだ。
2位:ハイラックス/81万7900台
日本では13年振りに復活した話題のハイラックスは、なんとトヨタ車で世界2位の売上げを誇る屋台骨。日本ではダブルキャブ仕様のみが販売されるが、世界ではスタンダードキャブやエクストラキャブ仕様など幅広いラインアップを持っている。
3位:RAV4/61万3000台
日本で2016年に生産終了したRAV4は先代モデルで、「現行型」は北米など向けの海外専売モデル。外観は日本で人気を博すC-HRにソックリ!
今後、日本に再登場との噂もあるが、現行RAV4が日本に来れば、エクストレイルやCX-5も含め、ミドルSUVは激戦区となりそう。
4位:ヤリス(日本名:ヴィッツ)/52万9700台
日本で5番目に売れているヴィッツ=ヤリスはグローバル4位にランクイン。フランスなど欧州でも、日本のヴィッツと同モデルのヤリスが売られている。
また、タイなどのアジア諸国では、日本のヴィッツよりひとまわり大きい別モデルのヤリスが販売されていて、これも台数に含まれている。
5位:カムリ/48万400台
5位は日本で販売モデルベスト10圏外のカムリが入選。日本では2017年7月にフルモデルチェンジしたばかりで、9月は3324台を販売するなど好調ではあるものの、世界での売れゆきは日本を遥かに凌駕! セダンの人気低迷など、どこ吹く風の売れっぷりだ。
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