レクサスの新車2台&スバルアイサイト情報ほか【地獄耳スクープ】

レクサスの新車2台&スバルアイサイト情報ほか【地獄耳スクープ】

 毎月200店舗のディーラーを回り、足で稼いだ情報を皆さまにお届けする当企画。「販売の鬼」といわれる遠藤徹氏がお届けします。

 今回はレクサス販売店から、2018年内の新車販売計画をゲット! スバルアイサイトの今後の展開、ホンダオデッセイ値引き情報、マツダのSKYACTIV-X搭載情報と盛りだくさんでお届けします!

文:遠藤徹 
ベストカー2017年11月10日号


■2018年のレクサス新規投入モデルはUXとES

 レクサスは2018年秋までに、コンパクトSUV「UX」とアッパーミディアムセダン「ES」を発売する見込みです。

昨年10月に開催されたパリサロンにて出品された「レクサスUXコンセプト」。「このまま市販」とはいかないが、デザインテイストはこのとおりで発売予定
昨年10月に開催されたパリサロンにて出品された「レクサスUXコンセプト」。「このまま市販」とはいかないが、デザインテイストはこのとおりで発売予定

 UXはトヨタブランドのC-HRがベースとなり、ESはカムリがベースとなります。いずれもレクサスの次世代クルマづくりの考え方や、安心パッケージ「レクサスセーフティシステムプラス」を採用します。

 フロントマスクは新世代のスピンドルグリルデザインを採用。搭載するパワートレインは、UXがFFの1.8Lハイブリッドと4WDの2.2Lターボ、ESはFFの2.5L+モーターのハイブリッドのみです。

 車両本体価格はハイクオリティ化や足回りの強化、タイヤのインチアップなどよるコストアップで、ベースのC-HRやカムリの約100万円高に設定される見込みです。

こちらはカムリ。フロントマスクと内装がレクサス風になる
こちらはカムリ。フロントマスクと内装がレクサス風になる

■レクサス試練の時期に

 国内販売でライバルのベンツ、BMW、アウディが堅調な増加を続けるなか、レクサスの低調ぶりが目立っています。1月~8月の登録実績は2万7325台で前年同期に比べて24.4%もの大幅なマイナス。8月単月では41%も激減しています。

 これは、これまでの稼ぎ頭だったLS、RX、CT200hなどのモデルが古くなり、需要一巡期に入っているのと、これに代わるニューモデル展開がマイナーチェンジや一部改良など小規模にとどまっているのが要因です。

 2017年10月19日にLSが一新し、巻き返しを目指しますが、しかし最高級モデルだけに多くの販売台数は期待できないでしょう。通年実績では20%強のマイナスにとどまる見通しです。

日本の最高級車、レクサスLS。受注は好調のようだ
日本の最高級車、レクサスLS。受注は好調のようだ

 本格的な増販攻勢は2018年となります。前述のとおり、コンパクトSUVのUXとアッパーミディアムサルーンのESの投入、さらには従来モデルのマイナーチェンジ、追加モデルなどの設定による商品ラインアップ強化の如何にかかっています。

次ページは : ■2019年末までにスバル全車にアイサイト・ツーリングアシストを装備

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