世界的なクロスオーバーSUVブームのなか、日本市場でも満を持して各メーカーが自慢のラインアップを用意してきた。今年はそんな自信作が出揃う記念の年となりそう。
本稿では、現時点で年内の登場が確実視される5台の国産SUVをご紹介したい。3月商戦に向けて「SUVを買おうかなぁ」と思っている方が近くにいる読者諸兄は、本稿を読んで「ちょっとこれ見てからのほうがよくない?」とお声がけしてみてはいかがでしょう!
文:ベストカー編集部
ベストカー2018年3月10日号「間もなく登場! 期待のニューカマー」
■三菱エクリプスクロス 3月登場
今年登場する実力派SUVのなかで「一番槍」となるのは三菱のエクリプスクロス。
欧州やオーストラリアではすでに販売が開始されており、正直「やっとか」というタイミングで国内販売を開始する。待ってたぞ。
正式な日本発表は3月1日。つまり本日。基本プラットフォームはアウトランダーやRVRと共通だが、リアにいくに従って絞り込まれたようなルーフラインは新鮮だ。
三菱自らが「クーペSUV」と名乗っており、従来のSUVとは差別化を図っている。
搭載されるパワーユニットは新開発された1.6Lの直噴ターボで、最高出力は163ps。ミッションはCVTの組み合わせとなる。
■ホンダCR-V 8月登場
各社SUVラインアップの拡充を進めるなか、ミドルクラスではちょっと遅れ気味だったホンダが新型CR-Vを登場させる。CR-Vは先代モデルが2016年3月に日本向けの生産が終了。北米市場では販売が続けられ、同年10月に新型モデルが発売。
今回日本に登場するのは、その新型CR-Vの日本仕様。
クルマ自体はすでに昨年の東京モーターショーで公開済みだが、パワートレーンは1.5Lの直噴ターボと2Lの2モータースポーツハイブリッドi-MMDの2種類になるもよう。しかも、1.5Lターボは3列シート仕様になるようだ。
■スバルフォレスター 6月登場
現行モデルの登場から6年。この6月には5代目となる新型フォレスターが登場する。3月末に開幕するニューヨークショーに北米仕様が世界初披露される、という情報も入ってきている。
新型のトピックはふたつ。ひとつ目は新開発のスバルグローバルプラットフォームを採用していること。そしてふたつ目はハイブリッド仕様を搭載すること。
もちろんガソリン仕様も、ハイブリッド仕様のベースとなるのも、エンジンは水平対向4気筒だ。
デザインは2015年の東京モーターショーに出品された「VIZIVフューチャーコンセプト」がベースとなる。基本的にはキープコンセプトで、無骨なイメージで登場する。
■スズキジムニー 7月登場
ナンパなSUVとは一線を画す本格オフローダー、スズキジムニーの新型が夏に登場する。フルモデルチェンジは20年ぶり。今時のクルマとしては珍しい、四角いボディに堅牢なシステムを持つ。伝統のラダーフレームとパートタイム4WD、エンジンはワゴンRと同じ直噴ターボを搭載する。
安全装備も強化されるが、ジムニーのアイデンティティである悪路走破性はさらに向上する。
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