■丸8年経過、そろそろ2代目に…と思っていたが
2018年5月11日、日産がジュークの一部改良を発表した。
今回の変更点は、先行車や対向車のライト、道路周辺の明るさを検知し、ハイビームとロービームを自動で切り替える「ハイビームアシスト」を一部のグレードを除き標準設定したとのこと。
現行型(初代)ジュークのデビューは2010年6月。一部報道では今年中旬にフルモデルチェンジする、という情報も流れていたが、今回一部改良を発表したことで、少なくともあと1年は現行型を作り続けることがほぼ確定した。
ジュークの所属するコンパクトSUVクラスは、トヨタC-HRやホンダヴェゼルといったヒット車種が多い。加えて日産はe-POWERというドル箱技術を持っており、すでにノートやセレナに搭載した実績もある。
端的に言って、ちゃんとお金をかけてフルモデルチェンジすれば、それなり以上に販売台数を見込めるカテゴリーだし、実力のあるモデルが用意できるのに、なぜそれをやらないんだ日産!! と思ってしまう。
もちろん事情があるのだろう。
三菱との資本提携でRVRとプラットフォームを揃えて開発したほうがいいんじゃないか。縮小を続ける日本市場に合わせてモデルスケジュールを考えても仕方がないし、ルノーには同クラスに「キャプチャー」があって、欧州ではそこそこ売れているから、これも合わせて同じプラットフォームで開発すればいいか……。
などと考えているのではないか。
しかし販売現場の最前線にいる日産ディーラーでは、すでにあちこちから「売れるクルマを出してくれ」と悲鳴にも似た提案が届いている。
ジュークといえば、2010年の登場時には斬新なスタイルで多くのファンを喜ばせた。あの新鮮な驚きを、ぜひもう一度、今度は2代目ジュークで味わいたい。
一部改良で商品力アップもいいが、そろそろフルモデルチェンジの話を聞かせてほしい。待ってます!
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