続々と新型車を投入するアウディが、Q5のクーペ版「スポーツバック」を発表した。にらみの効いた顔付きは新世代アウディ共通だが、優雅なルーフラインはまるでポルシェ911のよう! はたして日本導入はいつ?
文:ベストカーWeb編集部/写真:Audi
【画像ギャラリー】911みたいなんだから! Q5スポーツバックのルーフラインをよく見て!(29枚)画像ギャラリー■サイズは現行並みだが外観がより精悍に!
11月26日、アウディが本国ドイツで新型Q5スポーツバックを発表した。スタンダードのQ5は9月に発表済みだったが、これでようやく役者がそろったことになる。
アウディSUV勢の主力モデルだけあって、たたずまいに大胆な変更はない。とはいえヘッドライトが薄く長くなったことでフロントマスクの眼光の鋭さが増している。ボディサイドでは前後フェンダーの部分で盛り上がっていたショルダーラインが廃されて、精悍さが強まった。
PPCという新たなプラットフォームを採用したが、ボディサイズもほぼ先代を同じだ。全長4717mm、全幅1900mm、全高1619mm、ホイールベース2823mm。荷室容量はリアシート使用時で515L、シートを倒すと1415Lまで拡大する。
Q5のパワーユニットだが、2L直噴ガソリンターボ(204ps/340Nm)と2L直噴ディーゼルターボ(204ps/400Nm)があり、それぞれモーターを組み合わせた48Vマイルドハイブリッドとなる。前者にはFFとクワトロ、後者にはクワトロのみが用意される。
いっぽう激速仕様のSQ5のパワーユニットは、3リッターV6ターボのマイルドハイブリッド。367ps/550Nmを発揮し、0-100km加速は4.5秒でこなすという。
【画像ギャラリー】911みたいなんだから! Q5スポーツバックのルーフラインをよく見て!(29枚)画像ギャラリー■ディスプレイずくめのインテリア
トリムレベルだが、アドバンス内装とSライン内装が用意され、スタンダードQ5にはあるベーシックトリムはラインナップしない。Sラインではフロントグリルがマットブラック調となり、違いをアピールする。
インテリアのしつらえは、A5、スタンダードQ5といった最新のアウディモデルに準ずる。ダッシュボードはディスプレイずくめで、メーターパネルとインフォテインメント系のセンターディスプレイが連なり、さらに助手席前にも10.9インチのパッセンジャーディスプレイが備わる。
エアコンの温度設定はセンターディスプレイによるタッチ操作、さらに従来はダッシュボードドア側にあったライト類のスイッチはドアのインナーハンドル上部に移動し、ミラーやシート操作と統合された。
さて、新たなQ5スポーツバックだが、本国で2024年12月から注文が開始される。その価格は5万4800ユーロ(約876万円)からと、現行モデルに比べて100万円以上高い印象だが、これはパワーユニットの48V化によるものだろうか。
それはひとまずおいといて、2024年のアウディは新型A5(旧A4)にA6 e-tron、Q6 e-tronと新型車を矢継ぎ早に放っており、日本市場では2025年がニューモデルラッシュとなりそう。Q5とスポーツバックについては、早くても来年夏以降の登場と予想するが、その姿を早く見てみたい!
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