相変わらず人気の高いSUVは、各メーカーから続々と新型車が登場している。なかでもマツダは、全ラインナップの中でSUVが占める割合が大きいメーカーだ。それだけに選びがいがあると言ってもいい、マツダの現行SUVを一気にご紹介する。
※本稿は2024年11月のものです
文:斎藤 聡、渡辺陽一郎、岡本幸一郎/お買い得グレード選び:渡辺陽一郎/写真:マツダ、ベストカー編集部
初出:『ベストカー』2024年12月10日号
■マツダ CX-80(394万3500~712万2500円)
3列シートに乗るすべての乗員の居心地のよさ、静粛性の高さを追及。駆動方式はFRと4WDを用意。
搭載するエンジンは3.3Lの直6ディーゼル(231ps/51.0kgm)、直6ディーゼルのHV(254ps/56.1kgm)、2.5L直4・PHEV(エンジン166ps/25.5kgm+モーター175ps)の3タイプ。なかでも直6ディーゼル(含HV)は直6ならではの鼓動感があって存在感が際立っている。
操縦性は全長4.99m、ホイールベースも3120mmあるのに重さや鈍さが感じられない操縦性のよさも魅力。
【諸元】
●全長4990×全幅1890×全高1710mm、最低地上高170mm ●直6、3.3Lディーゼルターボ(254ps/56.1kgm)+モーター(16.3ps/15.6kgm)●WLTCモード燃費:19.2km/L(XD-HYBRID、6人乗り)
■マツダ CX-60(322万3000~646万2500円)
CX-60はマツダの新しい後輪駆動のプラットフォームを使ったSUVで、エンジンを縦置きに搭載する。
この特徴を生かして、直列6気筒3.3Lのクリーンディーゼルターボも用意され、動力性能が高い。後輪駆動だから、前後輪の荷重バランスも優れ、峠道などではスポーティな走りを楽しめる。外観もカッコイイ。
【諸元】
●全長4740×全幅1890×全高1685mm、最低地上高180mm ●直6、3.3Lディーゼルターボ(254ps/56.1kgm)+モーター(16.3ps/15.6kgm)●WLTCモード燃費:21.0km/L(XDハイブリッドExclusive Sports)
■マツダ MX-30(293万5900~517万5500円)
マツダはクルマ好きには支持されるが、そうでない人たちの関心は低い。そこでMX-30は、クルマ好き以外に売り込むために開発された。
ドアは観音開きで、内装にコルクを使うなどリラックスできる雰囲気に仕上げている。パワーユニットは、EVやロータリーエンジンを使うPHEV、MHEVなど、すべてが電動車になる。
【諸元】
●全長4395×全幅1795×全高1595mm、最低地上高130mm ●1ローター、830cc(72ps/11.4kgm)+モーター(170ps/26.5kgm)●WLTCモード燃費:15.4km/L●EV走行換算距離(107km)(ロータリーEV)
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