150万円スタートのヤリスが超絶売れているが、対する日産は230万円~のノートという状況。しかもこれが一番お手頃な登録者なのだから、販売的にも厳しいハズ。かつてはマーチやティーダ、古くはパルサーなども存在したが、今やコンパクトカーはノートのみに。なんでドル箱市場でもっと勝負しないのか!?!?!?!?
文:奥津匡倫(Team Gori)/写真:日産自動車
【画像ギャラリー】え、パルサーNISMOが存在してたの!? 海外専売の日産コンパクトが激アツ(4枚)画像ギャラリー■選べるのがたったの7モデルしかない寂しい現状
現在の日産のラインナップでコンパクトカーと言えば、登録車はノート(オーラ含む)一択。以前なら、その上にティーダ、下にマーチという選択肢もあったが、今はノートしかない。
その下は軽自動車が4車種、EVのリーフのみという寂しい状況だ。ノートはよく売れているから、それでいいと言えばいいのかもしれないが、ヤリスやフィットなどが100万円台からあることを考えると、違うクラスのクルマと言わざるを得ない。
■新型マーチもティーダも存在していたのにどうして出さない!?
日本では2022年に販売を終了し、4代目でその歴史に終止符が打たれてしまったマーチだが、実は2017年に5代目が登場していたのだ。現在は生産も終了しているようだが、ヨーロッパを中心に販売され、日本では未発売。
実車は見たことがないが、イマドキな日産車らしいデザインはなかなかにスタイリッシュ。何でこれを売らなかったのか不思議でならない。一部市場ではまだ販売継続中なのか、ホームページにはラインナップとして掲載されている。
一方、ティーダも日本では初代のみで終わってしまったが、海外では2代目、3代目と代を重ねていた。現在は販売終了とされているが、国によっては販売継続中のところもあるのか、その地の日産のホームページにラインナップとして掲載されている。
カローラやマツダ3の比較対象として、こちらも売ればよかったのに、と思わされる。なお、ヨーロッパなどではこれまた懐かしいパルサーの名前で販売されていた。名前だけで買いたくなる人もいるかも!? あるなら何で出さない? やっぱりフシギ。
【画像ギャラリー】え、パルサーNISMOが存在してたの!? 海外専売の日産コンパクトが激アツ(4枚)画像ギャラリー■日産じゃなくちゃ!! と思える現実的なクルマが欲しい!!
大きいものから小さいものまでSUV全盛期の今、コンパクトカーのラインナップが充実したところでそこまでのニーズがあるのかわからないが、魅力的なモデルがありさえすれば、注目が集まり、支持の輪はおのずと広がっていくもの。
だからこそ欲しいのが、イメージリーダー的存在。と言ってもGT-Rのようなスーパーカーではなく、もう少し現実的に憧れられるもの。メーカーは違うが、GRヤリスのような存在が欲しいのだ。
日産はEVなど電動車にも意欲的だが、もし、この先何を出してほしいかと聞かれれば、そういう類のモデルになるのだろう。そこで思い出されるのはリーフをイメージしたコンセプトカー、リーフRCだ。
これを市販車として現実的な形で市販してくれればいいのに、と思う。今、現存しているリーフRCはレーシングカーそのものの成り立ちなので、それをそのままという訳にはいかないが、こんなクルマがあってくれれば、再び日産に注目したくなると思うのだが、いかがだろうか?
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コメント
コメントの使い方いやいや、フルラインナップと言っても各セグメントに一台置くのがやっとのメーカーに「対抗馬不在」とか言っても仕方ないでしょ。
自慢のe-POWERでもTHS-IIに及ばないんだから、ヤリスアクアプリウスの中庸にどっちつかずのノート置いて足りないところを誇大宣伝広告でゲタはいて戦ってんのよくやってると思いますよ。
リーフRCは、当初から、発売してほしいと切望してました。技術者の思いが込められた、大切な車です。
日産を100%子会社にしたかったルノーにしてみれば、売れる車種を販売して、日産の業績が好調になってもらっては困るということだったのですよね。
更に、「日本軽視」で日本国民からのひんしゅくを買うように仕向けていたわけですから。
ゴーンが逮捕された後は、完全に「嫌がらせ」に転じましたからね。
日本の国内市場が自動車メーカーとしてのうまみを感じていないのでしょう。簡単に言えば、日本国内では商売にならないと思っているのでしょう。