先人たちの経験を今に伝える「ことわざ」を、カーライフに役立ててみようというこの企画。ここでは「か行」のカーライフことわざを取り上げる。ピッタリなものから、なかばこじつけのようなものまで、馴染みのことわざ、初耳のことわざをクルマまわりに当てはめてみました!
※本稿は2024年12月のものです
文:伊達軍曹/写真:スバル、ホンダ、トヨタ ほか
初出:『ベストカー』2025年1月10日号
■河童の寒稽古(かっぱのかんげいこ)→昔のホンダ シビック タイプRやスバル インプレッサSTIなど
他人が見れば大変そうに見えても、実際には何でもないことの喩え。例えばインプレッサのS204は、筆者には「足、硬すぎ!」と思われたが、まったくそうは思わないと言った河童的な(?)知人もいた。
クルマに対する感じ方は人それぞれなので、メディアや評論家の言うことは参考にしたとしても、“鵜呑み”はしないほうがいい。
【画像ギャラリー】くらしを溢れる教養で満たす!! ベストカーがお送りするカーライフに役立つ「ことわざ」事典【か行】編(30枚)画像ギャラリー■鬼面人を嚇す(きめん ひとをおどす)→アル/ヴェル乗りの一部
鬼の面をかぶって人をおどかすかのように、大げさな見せかけで人をおどかすことの喩え。「嚇す」は「威す」とも書く。
で、当然ながら「全員がそうである」などとはまったく思っていないが、一部のアル/ヴェル乗りが、その鬼面によって前方の車両をおどかしている残念なシーンを目にすることはある。
マジメなアル/ヴェル乗りには関係ない話で申し訳ないのだが、一部のドライバーには猛省を促したい。
【画像ギャラリー】くらしを溢れる教養で満たす!! ベストカーがお送りするカーライフに役立つ「ことわざ」事典【か行】編(30枚)画像ギャラリー■兄たり難く 弟たり難し(けいたりがたく ていなりがたし)→ホンダ シビック タイプRとシビックRS
両方とも優れていて、優劣がつけ難いことの喩え。現行シビックタイプRとシビックRSの関係はまさにこれだ。
当然、動力性能などはタイプRが上だが、公道を前提とするのならば、RSのほうが上であるとも考えられる。スペックだけで判断するのではなく、「どう使うか?」を冷静に考えることが重要だ。
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