世の中にはドライブを楽しむだけのクルマではなく、移動を快適に過ごすことを重点に置いたクルマがある。これらは「ショーファーカー」や「ショーファードリブン」と呼ばれおり、装着されている装備は想像の遥か上をいく。見ているだけじゃ羨ましいだけなんだけど、ちょっぴりセレブな気分を味わってみない?
文:ベストカーWeb編集部/写真:LEXUS、Mercedes-Maybach
【画像ギャラリー】高級ラウンジ!? 車内とは思えない豪華内装が羨ましすぎ!!!!!(13枚)画像ギャラリーショーファードリブンはミニバンの時代だ
かつて、日本での人気が高い車種カテゴリーはセダン一択だった。ところがセダンに向けられる風当りは厳しく、多くの国産メーカーのラインナップから姿を消していくことになった。
社長をはじめ、お偉いさんたちの移動手段に使われていたクルマも、元々はセダンオンリー。しかし、セダンの選択肢が少なくなってしまったことで、ミニバンやSUVがVIP御用達カーとして活躍するように時代は変化していった。
そんな状況を見据えて、レクサスがブランド初のミニバンとなるLMを日本市場に送り込んだのが2023年のこと。LMのプラットフォームは、アルファードやヴェルファイアと共有部分があるのだが、静粛性や内外装など高級車にふさわしい作り込みがなされている。
フカフカとした快適性の高いリアシートに腰掛けると、48インチの大型ワイドディスプレイがお出迎え。パソコンとヘッドフォンが接続できるので、移動中に音楽や動画視聴が楽しめるほか、オンライン会議への参加も可能。仕事をする環境としてもバッチリだ。
また、4人乗り仕様の場合、パーティションの中央下部には冷蔵庫を設置。一般的な750mLのシャンパンボトルは3本、500mLのペッドボトルは6本入れられる容量を確保している。
さらにリアスライドガラスの下部には、傘を立てかけられる箇所まで。まさに至れり尽くせりの収納スペースが盛りだくさんだ。
今までのミニバンにはなかった、日本におけるショーファードリブンの新様式。街中でも目にする回数が増えてきており、VIPたちの間でも注目の的となっている模様だ。
SUVとは思えない豪華装備が至れり尽くせり
メルセデス・ベンツのラインナップのなかで、究極のラグジュアリーを追及したブランド。名前はメルセデス・マイバッハ。対極にあるのは、究極のパフォーマンス発揮を目的としたメルセデスAMGである。
日本では現在、Sクラス、EQS、GLSの3車種を展開中。今回はSUVのGLSにスポットを当てる。リアドアをあけると、いきなり足元から電動格納式ランニングボードがスッと出てくる。その中に広がっているのは、まるでタワーマンションの一室のような居心地の良い空間だ。
フロアマットの素材までもがラグジュアリーテイストで、靴を履いたまま乗車するのはためらってしまうほどフカフカ。一般人の感覚だと、非日常すぎて頭が追いつかない。
リアシート左右のバックレストの間にはクリーンボックスが設置されており、シャンパンボトルの冷蔵が可能。さらに、シャンパングラスを2本冷やすことができるホルダーまで付属しており、移動中は適温でシャンパンタイムを満喫できてしまうのだ。
さらに、フロントシート後部に装着されたモニターでは、空気清浄機や気持ちのいいマッサージが堪能できるenergzing comfortプラグラムの操作が行える。
モードを選択すると、車内にはラグジュアリーホテルのようにイヤラシサはない、けれどずっと嗅ぎ続けていたい香りが充満する。マッサージ機能と並行して使用できるので、リラックスしているだけで、幸せホルモンが溢れ出てしまうほどだ。
価格はLMの4人乗り仕様が2000万円なのに対して、GLSは1000万円以上高い3000万円。ドイツではメルセデス・マイバッハSクラスが、VIPカーとして活躍していると言われているが、SUVのラグジュアリー感も半端ない。
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