ドライバーなら多くの人が「運転上手いな」と同乗者に思われたいし、同乗者はできれば運転の上手いドライバーのクルマに乗りたいものだ。同乗者に不快感が無い、滑らかな運転をするためにはどうしたらいいものか。その答えは、ステアリング操作の足し算と、ペダル操作の引き算によって導かれる。
文:佐々木 亘/画像:Adobe Stock(メイン画像=Maria Vitkovska)・マツダ
【画像ギャラリー】運転が上手くなって楽しい「マツダ ロードスター」をギャラリーでチェック(26枚)画像ギャラリー気づかぬうちにやっている先の読めない運転
運転という行動そのものが、先読みを必要としているのだが、今回取り上げる先の読めない運転は、同乗者がクルマの動きの先読みができない運転のことを指す。これは言い換えれば、ドライバーの運転操作の先読みがしにくいということ。
急に大きくステアリング切って、クルマがロールする。急にアクセルを踏んだり、ブレーキのタイミングが遅かったりして、クルマがピッチングを起こす。これらが同乗者の先読みできない運転の最たる例である。運転が上手いなと思われるためには、まず急の付く運転をしないことから始めていこう。
クルマは動いているものだから、前後左右に揺れるのは仕方のない。ただ、その動きが同乗者にとって予期できるものであれば、揺れの影響は最小限で済む。予期できないタイミングで予想外の大きな動きを起こされると、同乗者の不快指数は一気に高まっていく。
発進するにも止まるにも、左右に曲がるにも、同乗者が「動きが来る」とわかるきっかけを作ってあげることが、運転上手への近道だ。そのために必要な操作は、ゆっくり足していき、ゆっくりと引いていくことに尽きる。
【画像ギャラリー】運転が上手くなって楽しい「マツダ ロードスター」をギャラリーでチェック(26枚)画像ギャラリー横Gがかかり続けるステリング操作をしよう
曲がり角に対して、ステアリングの舵角が一発で決まる人は、そう多くない。慣れ親しんだ道でも、進入速度が異なり、ブレーキのタイミングが違うと、それだけでクルマの曲がり方は変わってしまう。その時に、ステアリングの修正を行うのだが、これをマイナス方向へ修正するのはご法度。
ステアリングを切り込んだ際に、クルマには横方向にGが発生する。同乗者もこの横Gの影響を受けて、コーナーの外方向に体が持っていかれるのだ。ドライバーができることは、この横に受ける力を一定、もしくは徐々に大きくなるように調整することに尽きる。
運転上手は、曲がり角のクリッピングポイントに到達するまで、ステアリングの動きは常に足し算だ。運転下手は決まって切り込んだステアリングを、クリッピングポイントを迎える前に戻して調整をしてしまう。つまり初めから切りすぎているということ。
横Gを受けている同乗者は、ステアリングを戻されると一旦Gが抜けてしまい、Gを受けていた方向と逆方向に体が揺られる。この時に戻したステアリングを再度切り増すと、また逆方向に体が揺すられ、不快な動きが発生するのだ。
ステアリング操作の基本は足し算である。少しずつ切り増していき、最大操舵角になったらそこをキープ。コーナーを抜ける時には、ゆっくりと戻していくこと。これを守るだけで、同乗者の車酔いは大きく軽減される。
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コメント
コメントの使い方普通の事だよ。普通の事。初心者に、いきなり は無理だが、教習所で教えて貰った事を最初は意識して、そのうち、意識しなくても(潜在的に)出来る様になって行くもの。下手は、そう言う事をして来なかった(努力して無い)って事だけ。
急な動きをするのは、先読みどうこうじゃなくて「サルが運転しているから」じゃないのかな。
直進でアクセル踏み込むのは先がみえていないからではないだろうし、左折で逆ハンドルする人もあらかじめ右によせている。
急減速でとまる(無論、停止線は無視)のも「停まらないといけない」ことに気付くのがおそいわけではなく「いつもやっていること」だよね。
道なりのカーブでのステアの切り方と、交差点など直角やそれに近いRで曲がる時とで、最も同乗者に負担かけないやり方が違うこと
意外と知らない方が多いです。特に切り増しやその過程、タイミングなど。言葉で説明は項目が多すぎ難しいのですが
要はGの変化量を最小にする技術と選択が大事です。一定のGで変化しない時間を長くとるか、Gの方向や量変化が一定速になるようにするか、この2つだけでも全く操作が変わりますから
はじめに少し踏んで減速感を出してから踏み込んで、徐々に抜いてます。
電車の止まり方が参考になる。ただ止まる寸前に全抜きするのは真似しないでw
電車の運転士もブレーキの使い方下手で停車寸前でカックンと揺らす人、意外といますよ。
もし電車の運転士を参考にするなら、参考になる人、ならない人を見極めたほうがいいです。