ランクル300の兄弟車[レクサスLX]に待望のパラレルハイブリッドのLX700h追加! 価格は1590万~2100万円!!! ハイブリッドでも生きて帰れるか?

ランクル300の兄弟車[レクサスLX]に待望のパラレルハイブリッドのLX700h追加! 価格は1590万~2100万円!!! ハイブリッドでも生きて帰れるか?

 2025年3月6日、レクサスはLXを一部改良するとともに、レクサス初となるパラレルハイブリッドシステムを搭載したLX700hを発表、3月24日から発売する。はたしてどんなハイブリッドシステムなのか、解説していこう。

文:ベストカーWeb編集部/写真:レクサス

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注目のレクサス初のパラレルハイブリッドシステムの中身とは

追加されたレクサスLX700h
追加されたレクサスLX700h

 2022年1月12日に発売されたレクサスLXが発売から3年を経て、一部改良とともにレクサス初のパラレルハイブリッドを搭載したLX700hを追加した。価格はパラレルハイブリッドのLX700hが1590万~2100万円、LX600は1450万~2000万円。

特別仕様車“HIDEKI MATSUYAMA EDITION”
特別仕様車“HIDEKI MATSUYAMA EDITION”

 さらに松山英樹選手の米ツアー通算10勝を記念し、特別仕様車“HIDEKI MATSUYAMA EDITION”を「LX700h」に設定し、10台限定で5月に発売を予定。商談申し込み(抽選)を全国のレクサス店にて、3月6日~3月20日まで受付けるという。。

 レクサスLXの開発陣は、レクサスのラインナップ中、LXに唯一電動車の設定がなかったことにジレンマを抱えていたという。そこで、電動車であっても、生きて帰ってこられるよう、レクサスらしい走りをどう実現できるか、信頼性、耐久性、悪路走破性を絶対犠牲にしないという強い意志のもと、開発チームが一丸となり、たどり着いた答えが、新規パラレルハイブリッドシステムの開発とGA-Fプラットフォームの改良だったという。

新開発のパラレルハイブリッドシステム
新開発のパラレルハイブリッドシステム

 注目のパワートレーンは、3.5L、V6ツインターボエンジンと10速ATの間に、クラッチを有する「モータージェネレーター(以下MG)」を配置した、パラレルハイブリッドシステム。このパラレルハイブリッドは、モーターを発電機として状況に応じてエンジンのみ、モーターのみへの走行の切替えをハイブリッド制御システムが最適にコントロールする。

新設されたスターターとオルタネーター
新設されたスターターとオルタネーター

 また従来のパラレルハイブリッド車には装備されないオルタネーターとスターターを標準装備。万が一ハイブリッドシステムが停止した場合にもスターターでのエンジン始動が可能で、オルタネーターで発電した電力を12V補器バッテリーへ供給することでエンジンのみでの退避走行を可能としている。

 悪路走破性についても考慮されており、退避走行中もトランスファーLoレンジの使用やアクティブハイトコントロール(AHC)による車高調整、A-TRACの作動が可能となっている。

防水トレイで深水路での水の侵入を防ぐ
防水トレイで深水路での水の侵入を防ぐ

 ハイブリッドモデルだけに水没した際の渡河性能が気になるが、エンジン車同等の性能を確保したという。リアフロアに搭載したハイブリッドメインバッテリー本体を、上下に分割した防水トレイでパッキングする防水構造を採用し、深水路等での水の侵入を防ぐことで、エンジン車同等の渡河性能700mmを確保。

 万が一防水トレイ内に水が浸入した際にはトレイ内に配置した被水センサーが検知、メーター表示によるドライバーへの注意喚起を行うという。

渡河性能もエンジン車と同等の性能を確保した
渡河性能もエンジン車と同等の性能を確保した

 ハイブリッドの走りについては、応答性の良いモーターのトルク特性と大排気量ツインターボエンジンの組合せにより、低速においてはアクセル低開度からレスポンスの良いリニアな発進・加速を実現。アクセル踏み込み時や高速域においては大トルクを活かした力強く伸びのある加速を実現し、レクサスらしい「対話のできる走り」を追求しているという。

 GA-Fプラットフォームについてもハイブリッド化に合わせて改良。MGの追加により重量が増加し、かつ全長が伸びたパワートレーンを搭載するために専用のクロスメンバー(クロスメンバーNo.3)を新設、断面と板厚を最適化し薄型形状とすることでエンジンモデル同等の最低地上高を確保。

 パワートレーンの重量増に合わせ、リアエンジンマウントの材質もより耐久性の高いものに変更。また、リアフロアへのハイブリッドメインバッテリー搭載に合わせ、スペアタイヤ位置変更の為にスペアタイヤクロスを新設、取付角度を最適化することで搭載位置を下げつつもデパーチャーアングルを維持、悪路走破性とサービス性を両立させている。

 さらに12V補器バッテリーの搭載位置をエンジンルーム内からリアのデッキ横に変更、専用の金属トレイと脱着式のバッテリーブレースを設定し、交換のしやすさとリアクォーターまわりでのボディ剛性の向上を両立。

LX700h専用のエレクトリックシフトマチック
LX700h専用のエレクトリックシフトマチック

 そのほか、レクサスのオフロード4WD車として初めてのLX専用のエレクトロシフトマチックを採用。シフトノブは“揉み出し”のような悪路走行特有の操作時における操作のしやすさ、握りやすさをオフロードのTAKUMI監修のもと追求、心地の良い触感と高い操作性を両立。またアドバンストパークのスイッチもセンターコンソール上面の視認しやすい位置に配置した。

 給電機能については、センターコンソール下に配置したACインバータ(防水構造付)によって、1,500Wまでの給電を可能としました。センターコンソール後部とデッキにコンセントを配置することで利便性も高め、様々なアクティビティや災害時の非常用電源としても活用できるという。

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