ランクル300の兄弟車[レクサスLX]に待望のパラレルハイブリッドのLX700h追加! 価格は1590万~2100万円!!! ハイブリッドでも生きて帰れるか?

LX全体の一部改良の内容は?

エンジン車も広範囲に渡り一部改良が行われた。写真はLX600(7人乗り)
エンジン車も広範囲に渡り一部改良が行われた。写真はLX600(7人乗り)

 LX全体の一部改良も多岐にわたる。すでに発売しているモデルのトライ&エラーやレクサス他モデルで得られた知見、フレーム車ならではの要素技術改良などを織込み、トヨタテクニカルセンター下山(TTC-S)をはじめあらゆる路面での走り込みを実施、オンロード・オフロードを問わない、LEXUSらしい走りを目指した。

 まずレクサス他モデルで実践しているラジエータサポート廻りの剛性向上を向上させ、ステアリング操作に対するリニアな反応を実現するとともに補強部材をパッチ形状とすることでホイールアーティキュレーションを維持、悪路走破性を犠牲にすることなく操舵応答性を向上させた。またステアリング支持剛性向上のためのブラケット追加や既存ブラケット板厚変更を実施、ステアフィールと操縦安定性を向上させている。

改良が行われたラジエターサポートブレースとブラケット類
改良が行われたラジエターサポートブレースとブラケット類

 フレームにボディをマウントするためのキャブマウントクッションについても構造を刷新、フレームとボディがこじる動きをする際の結合剛性を向上させることで、フレーム車特有のブルブルとした低周波の振動をより一層低減、フレーム車の利点である高い堅牢性やロードノイズ遮音性はそのままに、すっきりとした乗り心地を実現したという。

 さらに足回りではAVSアクチュエーター部のバルブ構造を見直し、路面の段差通過などでアブソーバーが急に縮む際の減衰力を滑らかにコントロールすることで、突き上げ感を抑えた滑らかな乗り心地を実現。トランスファーのローレンジにおいても、極低速から車両が停止する際の減衰力コントロールを改善、余分な車両の動きを抑え、悪路における安心感と上質さを高めている。

 装備、機能面ではハイブリッドモデルの発売に合わせ進化。12.3インチの大型フル液晶メーターが新採用となり、運転支援情報をわかりやすく表示可能。またドライブモードセレクトやマルチテレインセレクトのモード切替え時の車両アニメーション表示も一新。

 疲労を軽減すべく、フロント席にエアブラダー(空気袋)方式のリフレッシュシート(EXECUTIVEはドライブ席)を新たに採用。センターディスプレイ内のスイッチから、機能のオン・オフ並びに全身2コース・部位別3コースの全5コースが選択可能で強度も5段階に設定できる。

 そのほか、センターコンソール上面の「置くだけ充電」をアップデートし、急速充電に対応するとともに、従来型ではリアセンターコンソールのみだったEXECUTIVEについて、フロントセンターコンソールにも設定を追加、車内でのスマートフォン充電ニーズ拡大に対応。

 先進運転支援機能ADASについては、最新の「レクサスセーフティシステム+」へとアップデート。運転の状況に応じたリスクの先読みを行い、運転操作をサポートするプロアクティブドライビングアシスト(PDA)や、プリクラッシュセーフティ(PCS)、レーダークルーズコントロール(全車速追従機能付き)、レーンディパーチャーアラート、ドライバー異常時対応システムなどを設定した。

 さらにレクサスチームメート、渋滞時のハンズオフ走行を可能としたアドバンストドライブ(渋滞時支援)が装備され、ハイブリッドモデルには並列駐車時のバック駐車や前向き駐車に対応し、前向き/バック出庫も可能となったアドバンストパークが設定された。

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