えぇ!? [補償]範囲拡大したの!? 自動車保険の内容見返した方がいい件

えぇ!? [補償]範囲拡大したの!? 自動車保険の内容見返した方がいい件

 今年もお世話になった自動車保険は、今年のうちに見直しましょう。2024年も新しい補償が追加され、翌年にはさらなる変更が加わる予定もあります。このタイミングで保険契約を点検し、備えを万全にしませんか。

文:佐々木 亘/画像:Adobestock(トップ写真=ELUTAS@Adobestock)

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車両保険はエコノミーでもいいかもよ

エコノミー型でも補償範囲が広がったため、保険料が高いなと感じている方はぜひ見直してみてほしい(metamorworks@Adobestock)
エコノミー型でも補償範囲が広がったため、保険料が高いなと感じている方はぜひ見直してみてほしい(metamorworks@Adobestock)

 2024年の自動車保険改定では、車両保険のエコノミー型に対する補償拡大と、人身障害保険の補償拡大が行われました。

 車両保険のエコノミー型は、一般型に比べて補償範囲が限定されている分、保険料が安いことが最大の特徴でしたが、今回の改定でエコノミー型でも補償される内容が広がり、選択価値が高まったのです。

 改定では、シカやイノシシなどの野生動物との接触事故を補償範囲に含めることと、あて逃げや自己所有のクルマとの衝突・接触時も、補償対象範囲に追加されました。補償範囲が広くなったエコノミー型車両保険は、現在車両保険未加入の人や、一般型に加入していて保険料の高さに閉口している人が、補償内容変更を考えてもいい内容になっています。

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人身傷害保険が自転車事故に対応

改定された補償内容については、保険会社ごとに若干異なることもあるので、各々で確認していただきたい(standret@Adobestock)
改定された補償内容については、保険会社ごとに若干異なることもあるので、各々で確認していただきたい(standret@Adobestock)

 人身傷害保険も補償範囲が拡大しています。

 従来の自動車保険における人身傷害保険は、自動車事故によるケガや死亡に限り補償されていました。しかし、自転車による重大事故の増加に伴い、自転車の事故による身体に障害を被った場合や、乗用具(ベビカーや車いすなど)への搭乗中に起こった不意の事故によるケガの補償も対象となっています。

 この補償拡大で、保険契約者がより広範囲のリスクに備えることが可能になりました。自転車や車いす、ベビーカーを使用する人が増加している昨今、このような補償の拡大は時代のニーズに応じた改定といえます。

 ただし、改定された補償内容については、保険会社ごとに若干異なることも。新しい補償内容が適用されているのかも、保険契約期間の設定により変わりますので、詳しくは加入している保険会社や代理店へ確認してみてください。

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2025年に向けた保険の準備も忘れずに

保険契約はますます個別化され、契約者のそれぞれのニーズに応じた補償を選択することができる(DESIGN ARTS@Adobestock)
保険契約はますます個別化され、契約者のそれぞれのニーズに応じた補償を選択することができる(DESIGN ARTS@Adobestock)

 2025年にも、自動車保険の見直しや新しい補償プランの導入が予定されています。

 例えば、運転支援機能を搭載した車両に特化した保険商品や、カーボンニュートラルへの対応を意識したエコカー専用保険など、新たな保険の選択肢が登場する見込みです。

 車線維持支援システムや衝突回避支援システムなどが搭載された車両に対して、保険料を割り引く制度が新設される保険会社が出てくるでしょう。割引率は保険会社やプランにより異なりますが、運転支援機能の種類や車両の安全性能に基づいて、最大で10%程度の割引が適用される場合もあります。

 ハイブリッド車や電気自動車(EV)など、カーボンニュートラルを意識した車両も保険料の割引対象となることも。二酸化炭素排出量の低減に貢献していることを評価し、保険料を割引く保険会社が続々と登場しています。

 また、弁護士費用特約や搬送費用特約の拡充も予定されています。保険契約はますます個別化され、契約者のそれぞれのニーズに応じた補償を選択する時代がやってきました。

 さらに自動車保険だけでなく、自転車保険についても確認が必要です。今後も、多くの自治体で自転車保険の加入義務化が進むとされています。個人賠償責任保険や準ずる特約をしっかりとつけておき、自転車保険への備えも万全にしましょう。重複加入が無いかといった、適切な補償を選ぶことも重要です。

 各々のニーズを洗い出しながら、適切な保険への加入を検討してみると良いのではないでしょうか。

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