BEV分野ではすでに世界の先頭を走っているといっても過言ではない中国車。そしてさらに、自動運転分野でも覇権を握ろうと猛攻を仕掛けている。小鵬汽車のX9に次世代自動運転システムを搭載し、あとは走行許可が出るのを待つだけ!?
※本稿は2026年3月のものです
文:角田伸幸/写真:小鵬、日産
初出:『ベストカー』2026年4月26日号
中国では自動運転レベル4市販車も投入準備
トヨタbZ4Xの無人タクシーが登場したが、実は中国では自動運転レベル4にあたる市販車も投入されようとしている。小鵬(シャオペン)汽車の大型ミニバン「X9」がそれだ。
シャオペンは2026年3月2日、次世代自動運転システム「VLA2.0」を発表した。これを初搭載する改良型「X9」は、特定の条件下でシステムが運転を担うレベル4相当の技術を備えるという。価格は32万1800元(約708万円)からで意外と安い。
とはいえ中国ではまだレベル4に対応する法律が整っておらず、同システム搭載車であっても当面はドライバーが運転を担うことに変わりはない。現時点では、緊急時に人が操作するレベル3の量産が許可された段階であり、レベル4の公道走行には規制の壁が残る。
驚くことにこの技術、提携先のフォルクスワーゲンへの供与も決まっているとのことで、遠からず同社の中国モデルに搭載されることになりそうだ。
シャオペンの何小鵬CEOは、今後1~3年で完全な自動運転が実現できるとの強気な見通しを示しており、海外展開も視野に入れている。
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