2020年1月9日、ホンダはSUVモデル「ヴェゼル」が、2019年のSUV新車販売台数 第1位を獲得したと発表した。
クーペのあでやかさ、ミニバン並みの使い勝手など、ジャンルの枠を超えた価値を提供(サチモスを始めCMに起用される曲も◎!)、グローバルモデルとして洗練されたデザインや広い荷室、室内空間で幅広い支持を受け2013年の発売から全世界で累計約327万台(内日本では累計約42万台)を売り上げてきたヴェゼル。2016年以来のSUV首位奪還を見事果たしてみせた。
昨年(2019年)11月28日、そんなヴェゼルに、実質的な最上級グレードとなるコンプリートカー「Modulo X」の設定が発表された。
ホンダ車のチューニングパーツやアクセサリーパーツ開発を手掛けるホンダアクセスが、ひとつ上の上質な走りを目指し仕立てたスポーティブランド「Modulo(モデューロ)」。
ホンダの売れ筋SUVモデル ヴェゼルへの「Modulo X」設定は、果たしてどのような化学反応を生むのか? 価格は? ノーマルヴェゼル、2019年1月に設定された「ヴェゼル ツーリング」とのエクステリアの比較も踏まえてご紹介したい。
■ヴェゼル販売台数の推移
・2013年…2,207台(─)
・2014年…96,029台(1位)
・2015年…71,021台(1位)
・2016年…73,889台(1位)
・2017年…64,332台(2位)
・2018年…59,629台(2位)
・2019年…55,886台(1位)
※( )内はSUV暦年新車販売台数の順位
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※本稿は2019年12月のものです
文・写真:ベストカー編集部
初出:『ベストカー』 2020年1月20日号
■人気のモデューロX 第6弾は「ヴェゼルターボ&ハイブリッド」!!!
ホンダ車をより上質に仕上げるホンダアクセスのコンプリートカー「モデューロX」シリーズにヴェゼルが加わった。これがシリーズ6弾目で、SUVとしては初めての設定。
1.5L VTECターボ(172ps/22.4kgm)と1.5Lハイブリッド(132ps+モーター29.5ps)の2種類のパワーユニットを持ち、ハイブリッドには4WDも用意される。意外なことにモデューロXの4WDはこれが初めてとなる。
カスタマイズはモデューロXの定番ともいえる内容で、専用エクステリア&インテリア、サスペンション、アルミホイールなどを採用したもの。
独自のフレームを用いた専用フロントスポーツシートはシリーズ初めての設定となり、スポーティで上質、そして疲れにくい座り心地になっているという。
専用エクステリアといってもあまり派手にしないのがモデューロXの魅力のひとつだが、エアロパーツはクレイを付けて走行テストを行い、ドライバー、エンジニア、デザイナーが議論しながらその場で修正を加えていくという。
それゆえ空力性能とデザインが高次元でバランスされることになり、専用サスペンションの効果とあいまって、上質でしなやかな走りを実現しているというわけだ。
フロントマスクが「X」をモチーフとした形状のスタイリッシュで上質なヴェゼルモデューロX。価格は346万7200円からだ。
■グレードと価格
・TOURING Modulo X Honda SENSING(1.5Lターボ/FF/CVT):352万8800円
・HYBRID Modulo X Honda SENSING(1.5Lハイブリッド/FF/7DCT):346万7200円
・HYBRID Modulo X Honda SENSING(1.5Lハイブリッド/4WD/7DCT):361万7900円
■ヴェゼルModuloX・ハイブリッド4WD
・全長×全高×全幅:4355×1790×1605mm
・ホイールベース:2610mm
・車重:1390kg
・エンジン型式:1500cc 直列4気筒
・エンジン出力:132ps/6600rpm、15.9kgm/4600rpm
・モーター最大出力:29.5ps/1313-2000rpm、16.3kgm/0-1313rpm
・サスペンション形式:マクファーソン(前)、ド・ディオン(後)
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