アルピーヌ初の電動SUV「A390」登場! 驚きの走行性能と日本導入の可能性

アルピーヌ初の電動SUV「A390」登場! 驚きの走行性能と日本導入の可能性

 アルピーヌ初のクーペSUV「A390」がついに世界初公開! スポーツカーDNAを受け継ぎつつ、最新EV技術を搭載した注目モデルです。航続距離555km、高性能グレードGTSは0-100km/h加速3.9秒と圧巻のスペック。気になる日本導入の可能性やライバルとの比較も含めて詳しく解説します。

文:ベストカーWeb編集部/写真:ルノー

※記事制作にあたり一部AIを使用しています。

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EV時代に挑むアルピーヌの答え「A390」とは?

左が発表されたA390GTS。中央はA290、右はA110
左が発表されたA390GTS。中央はA290、右はA110

 2025年5月27日、フランス・ディエップで発表されたアルピーヌ初のBEVクーペSUV「A390」は、ブランド創設70周年を祝う記念すべき一台として華々しくデビューしました。

 これまで軽量スポーツカー「A110」で知られていたアルピーヌが、SUV市場に打って出るのは大きな転換点。しかも完全電動モデルという点で、その意欲が感じられます。

 このA390は、ルノーグループのEV部門「アンペア」が手掛ける「アンプRミディアム」プラットフォームを採用し、アルピーヌ初となる4WDシステムを搭載。前1基・後2基の合計3モーターによるパワートレインは、電動車でありながら“走り”にこだわった構成となっています。

アルピーヌA390GTS
アルピーヌA390GTS

 航続距離は最大555km。GTグレードは400ps/650Nmを発生し、0-100km/h加速4.8秒。さらに上級のGTSグレードでは470ps/808Nm、0-100km/h加速は3.9秒と、ポルシェマカンBEVやアウディSQ8 e-tronをも脅かすパフォーマンスを誇ります。

空力デザイン×先進EV=新たなアルピーヌ像

空力性能がよさそうなA390GTSのデザイン
空力性能がよさそうなA390GTSのデザイン

 エクステリアは、アルピーヌのコンセプトカー「A390β」「アルペングロウ」からの流れを汲んだ近未来的なフォルム。コズミックダスト(流れ星)をモチーフにしたフロントイルミネーションや、ルーフ角17度という流麗なルーフラインが、スポーティな印象を強調します。

 また、後輪に向かって空気を整流するフラップや、LMDhマシン「A424」譲りの8度ディフューザーなど、本気の空力設計も見逃せません。全長4615×全幅1885×全高1532mmと、欧州CセグメントSUVとしては中型ながら、最低地上高152mmという“低さ”も走行性能へのこだわりの証です。

A110を思わせるリア回りのデザイン
A110を思わせるリア回りのデザイン

インテリアはメガーヌE譲り+F1スピリット

SUVとは思えないA390のコクピット
SUVとは思えないA390のコクピット

 内装はルノーメガーヌE-テックと共通する基本設計ながら、アルピーヌ独自のスポーティ演出が満載。ブルーナッパレザー巻きのステアリングには、赤と青のボタンが配置され、ブースト・ローンチコントロール・回生ブレーキ切替を行えるF1スタイルの操作系を採用。

 走行モードも5つ用意され、ESCやトラクションコントロールも個別に調整可能。プロドライバー向けに“完全ESCオフ”も可能とするなど、ただのプレミアムEVではなく“走りのSUV”であることを強くアピールしています。

フロントはスポーツシートを装備
フロントはスポーツシートを装備

ライバル比較と、日本導入の可能性は?

手前がA390GTS、奥がA390GT
手前がA390GTS、奥がA390GT

 ポルシェマカンEVやメルセデスEQE SUVなど、近年は高性能EV SUVの選択肢が増えていますが、アルピーヌA390は「スポーツカー起点のSUV」として、独自の立ち位置を築いています。

 日本への導入も、A110の成功を背景に高い可能性があると見られており、アルピーヌジャポン関係者も「日本市場を重要視している」と明言しています。導入が実現すれば、プレミアムEV市場における選択肢として注目を集めることは間違いないでしょう。

 特に、輸入車ファンでありながら“走り”にこだわる層にとって、A390はポルシェマカン(BEV)に代わる魅力的な選択肢となりそうです。

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