人気カテゴリで迷うこと必至!! SUV風軽スーパーハイトワゴン結局どれがいいの!?

人気カテゴリで迷うこと必至!! SUV風軽スーパーハイトワゴン結局どれがいいの!?

 4つのメーカーの4モデルが激戦を展開中の、SUVテイストを持つ軽スーパーハイトワゴン。買うなら迷うこと必至の、ホンダ N-BOX JOY、スズキ スペーシアギア、三菱 デリカミニ、ダイハツ タントファンクロスの魅力を探ってみた。

※本稿は2025年5月のものです
文:吉川賢一/写真:スズキ、三菱、ダイハツ、ホンダ、ベストカー編集部
初出:『ベストカー』2025年6月10日号

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後席乗員への配慮がゆき届いている:スズキ スペーシアギア

スズキ スペーシアギア(195万2500~215万100円)
スズキ スペーシアギア(195万2500~215万100円)

●このクルマのポイント
・ジムニー風の丸目ヘッドライト
・後席にオットマンを装備
・左右独立となっている後席リクライニングシート

 2024年9月20日にフルモデルチェンジされたスズキ スペーシアギア。先代以上にアウトドアライフに寄り添う装備が投入され、専用デザインに磨きがかかっている感じだ。

 エクステリアデザインは、ジムニー顔に似せた丸目ヘッドライトとフロントメッキグリルが特徴的で、ボディサイドに引かれたキャラクターラインもアウトドア風味にあふれており、オシャレでカッコいい。内外装に入るオレンジ色のアクセントも、スペーシアギアの個性を強調している。

 筆者が特に素晴らしいと思うのが、後席シートまわりの装備。軽自動車では珍しいオットマン(正式名称はマルチユースフラップ)が備わっており、フラップの位置や角度を調整することで、オットマンやレッグサポートとして使う以外に、荷物の落下防止にもなる便利アイテム。

 また、左右独立の後席リクライニングや後席センターアームレストがあるのもありがたい。後席乗員への配慮がゆき届いているのが、スペーシアギアのポイントだ。

キャラが活きるデザイン! 4WDは悪路での走りに優れる:三菱 デリカミニ

三菱 デリカミニ(183万7000~227万1500円)
三菱 デリカミニ(183万7000~227万1500円)

●このクルマのポイント
・eKクロススペースをベースにSUV風に外観変更
・初期受注の6割が4WD
・165/60 R15の大径タイヤ

 三菱 デリカミニは同社のeKクロススペースをベースに、2023年5月に登場。

 半円の丸目ヘッドライト、(マイナーチェンジ前の)デリカD:5風グリルを用いたフロントマスクを装備し、165/60R15サイズの大径タイヤを投入したことで大きく生まれ変わった。「デリ丸。」をキャラクターとしたコミカルなCMも、その人気に一役買っているだろう。

 デリカミニの特徴は、4WDの専用足回りによる「走りのよさ」だ。大径タイヤの装着と同時に車高を上げ、その姿勢に合わせて、ショックアブソーバー特性を調節しており、本家デリカD:5とまではいかないが、大きなバンプのあるラフロードでも、豊かなサスペンションストロークを感じられるのが心地よい。

 こうした特徴と「デリカミニ」という名のイメージから、アウトドアシーンでの走破性に期待するファンが多いようで、初期受注の6割が4WDだったそう。

 ネックはターボ4WDの燃費が悪いことだが、そのぶん走りには余裕があるので、ぜひとも試してみてほしいと思う。

おしゃれ&充実装備なのにリーズナブル! ホンダ N-BOX JOY

ホンダ N-BOX JOY(184万4700~226万500円)
ホンダ N-BOX JOY(184万4700~226万500円)

●このクルマのポイント
・シートなどのインテリアはチェック柄の撥水シート
・「ふらっとテラス」採用
・装備充実でリーズナブル

 大人気のN-BOXから生まれた、N-BOX JOYの車両価格は、NA、FFのモノトーンで約184万円、2トーンの場合は約192万円だ。

 ベースのN-BOX(NA、FF)は約168万円で、N-BOXカスタム(NA、FF)は約186万円という価格。

 JOY専用装備品が多数付いているわりにはリーズナブルといえ、強みの部分といえるかもしれない。もちろん、ホンダセンシングは標準装備だ。

 N-BOX JOYは、取りあげてきた3台の軽スーパーハイトワゴンに比べて、やや訴求ポイントに欠けるが、おしゃれな雰囲気が際立つのが魅力!

 特にインテリアは、チェック柄の撥水ファブリックシートカバーやシートバックカバーを標準装備するなど、アウトドアシーンを想定した仕様。

 ベース車よりもフロア後端を80mm高くして、足を伸ばせるようにした「ふらっとテラス」なども特徴的。ほかのモデルにはない世界観があり、より気軽にアウトドアの雰囲気を味わうことができる。

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