新型リーフの魔法!! 旧型より小さいのに室内が広いってどういうことよ!?

新型リーフの魔法!! 旧型より小さいのに室内が広いってどういうことよ!?

 意外にも新型リーフは、旧型に比べてボディが小さくなった。「ならば室内も狭くなっただろ」と思ったら大間違い! なんと旧型より広い車内を実現しているのだ! いったいどーしたのよ!!

文:ベストカーWeb編集部/写真:日産自動車

【画像ギャラリー】クラスを越えた広々感! リーフの車内を見て!(15枚)画像ギャラリー

足元が広々、収納も増えてる!

新型リーフはダッシュボードを薄く、センターコンソールを低くした
新型リーフはダッシュボードを薄く、センターコンソールを低くした

 まずは新型リーフの基本骨格から説明したい。新しいリーフのプラットフォームは電動車専用のCMF-EVなのだが、こいつは劇的に小さくなった3in1パワーユニットと組み合わされ、室内空間の拡大に絶大な貢献を果たしているのだ。

 まずバッテリーを敷き詰めたことで、フラットなフロアを実現した。さらにパワーユニットの小型化によって、これまで室内に出っ張っていた空調ユニットを、そっくりボンネット側に押し込むことができた。

 その結果どうなったか。まずフロアの凸凹が消え、前後席の足元がすっきりした。さらに空調ユニットが消えたダッシュボード中央部には、グローブボックスに加えてもう一つ、収納スペースを作ることができたのだ。

 それだけじゃない。足元の広々感には、意外なものが効いている。それがシフトレバーだ。旧型のリーフはセンターコンソールにジョイスティック型のシフトレバーがあったが、新型はそいつがセレナと同じボタン型になり、ダッシュボードへと移動したのだ。

シフトレバーがなくなったセンターコンソールは、小さく、低くすることが可能になり(それでもペットボトルが2本挿せる)、見た目のすっきり感に貢献しているというわけ。

前席シートバックをえぐって後席足元空間を拡大!

 さて、リアシートはどうだろう。新型リーフは旧型よりもニースペース(骨盤中心から前席シートバックまで)を拡大し、600mmを確保した。

 それがなぜできたかというと、前席シートバック裏側をえぐったから。レッグルームの広々感は見た目の窮屈感も解消するから、新しいリーフはゲストを安心してリアシートに座らせられる1台になっているはずだ。

 リアシートに関していえば、頭上空間を生み出す工夫も忘れちゃいけない。それが目玉装備のひとつ「調光パノラミックガラスルーフ」だ。

 通常のガラスルーフは、陽光を遮るためにロール状あるいはパネル状のシェード(日除け)を必要とする。ところがこのシェード、意外と邪魔で、室内高を低くする原因にもなってしまう。

 いっぽう新型リーフはガラスルーフ自体に調光機能があり(赤外線も遮る)、シェードが必要ない。その結果ガラス1枚分まで天井を高くすることができ、頭上空間の確保にも役立っているというわけだ。

 コンパクトさと広々した室内空間を両立させた新型リーフ。その見事な「魔法」を、一度ディーラーで確認してみてほしい!

PR:かんたん5分! 自動車保険を今すぐ見積もり ≫

新車不足で人気沸騰! 欲しい車を中古車でさがす ≫

最新号

JMS2025に出なかった大物たちの行方は?最新の注目車対決10番勝負『ベストカー12.26号発売!』

JMS2025に出なかった大物たちの行方は?最新の注目車対決10番勝負『ベストカー12.26号発売!』

ベストカー12.26号 価格590円 (税込み)  あの「ジャパンモビリティショー2025…