2025年上半期のクルマ関連ニュース……というより、20世紀末から続くクルマ関連ニュースだ。ガソリン税の暫定税率廃止を巡り、与野党が対立している。2025年7月の選挙結果次第で、にわかに現実味を帯びる暫定税率廃止、どうなる!?
※本稿は2025年6月のものです
文:片岡英明/写真:日産、トヨタ、BYD、AdobeStock(トップ画像=sum41@AdobeStock)
初出:『ベストカー』2025年7月26日号
数年で廃止の「暫定税率」……あれから40年!
ガソリン税の暫定税率廃止を巡り、与野党の対立が激化している。国民の負担軽減は実現するのか?
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ガソリンにはガソリン税とは別に、1Lあたり25円の追加の税金がかかっている。
これは数年で廃止するため「暫定税率」と呼ばれたが、それから40年経った今も、お偉いさんたちは何かと屁理屈をこねて元に戻そうとはしない。消費税減税だって政府はうやむやにし続けている。
暫定税率廃止法案は、野党7党で衆議院に提出された。だが、6月半ば現在も審議されていない。
ガソリン価格が下がればドライバーの負担は減るし、物流コストも下がる。当然、運送費を価格転嫁している商品は値下げする可能性が高い。7月の選挙は、税制改革を左右する選挙でもある。
編集部注※7月の参議院選挙で与党が大敗したことを受けて、野党8党がガソリン税暫定税率廃止法案を8月1日召集予定の臨時国会に野党共同で提出する方針。

















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