新型プレリュードは日本車としては久々に登場した2ドアクーペだが、クーペとなるとリアシートの広さが気になってしまう。はたしてプレリュードは大人4人でロングドライブに使えるだろうか?
文:ベストカーWeb編集部/写真:森山良雄
【画像ギャラリー】ゴルフバッグを余裕で飲み込むプレリュードの荷室を見て!(8枚)画像ギャラリー前後方向はけっこう広い!
発売ホヤホヤの新型プレリュードのリアシートに乗り込むとしよう。埋め込み式のドアハンドル(リモコンキーで出し入れできる)に手をかけてドアを開ける。フロントシートの背もたれ裏側のドア寄りに、シートバックを倒すレバーが見つかる。
このレバーを上にスライドするとシートの背もたれが倒れるのだが、残念ながらフロントシートが前方にスライドしてくれない。前席のシートポジションが大柄な人に合わせて後にある場合は、別途リアシートを前方に移動させてから背もたれを倒す必要がある。
どっこいしょという形でリアシートに乗り込み、座る。筆者は身長161cmと小柄だが、それを割り引いても前後方向は意外に広い。標準的な身長の人だと膝は前席に付くと思うが、目の前に前席背もたれが迫っていたたまれないなんてことはなさそう。靴のつま先を前席下に突っ込むこともできる。
ラゲッジルームとして使うなら利便性高し!
ならばOKかというと他の要素が気になる。背もたれの高さは合格点なのだが、頭が完全にリアハッチのガラス直下に晒されてしまうのだ。真夏には帽子が必須になるだろう。
もうひとつ気になったのが、頭のすぐ横にルーフからリアに通じる図太いCピラーが通ること。この部分が梁のように膨らんでいて頭周辺のスペースを圧迫し、側頭部にぶつかってしまうのだ。
というわけで結論だが、小学生くらいまでの子どもなら問題ないものの、大人4人がロングドライブに出かけるのはちときびしいと感じた。クーペだけにやはりシートは2+2と考え、リアシートは子供用か短時間の移動、あるいは荷物スペースと考えるのがよさそうだ。
ちなみにプレリュードの名誉のために申し上げれば、リアシートの背もたれを倒してラゲッジルームとして使うと、フラットで広大なスペースが作れる。大型なスーツケースも載せられるし、9.5型までのゴルフバックも縦に2つ並べて格納できる。
床下にも収納スペースがあるから、荷物の置き場に困ることはなさそうだ。










コメント
コメントの使い方毎度思うんだけど、2ドアクーペの後ろが狭すぎるとか、うるさいよ。んなこと書くから、車がつまらなくなってしまった罪を考えなさい。んなこと言ったら・・・ロードスターなんて、後席無いぞ。作れよ・・・と書いといて。
2ドアクーペに後部座席は不要!