メルセデスベンツのフラッグシップ、Sクラスが大規模アップデートを受けて登場した。一見すると現行モデルの正常進化に見えるが、その中身は別次元。デジタル、快適性、安全性、走りのすべてが刷新され、Sクラスは再び世界の基準を塗り替えてきた。知れば知るほどクラクラする新型Sクラスの真価を見ていこう!
文:ベストカーWeb編集部/写真:メルセデス・ベンツ
【画像ギャラリー】グリルも光るんです。内装大激変!! 正方形やめてワイドモニターに戻ったぞ!!(98枚)画像ギャラリーキープコンセプトに見えて別物 威厳を進化させたエクステリア
改良型Sクラスのエクステリアは、従来型の流れを汲む正統派デザインだ。しかし細部を見れば、その進化は明確である。フロントには約20%拡大されたイルミネーテッドグリルを採用し、ボンネット上のスリーポインテッドスターはSクラスとして初めて発光式となった。夜間の存在感は、まさにフラッグシップそのものだ。
ヘッドライトには新世代DIGITAL LIGHTを採用。マイクロLED技術により照射範囲は約40%拡大され、ULTRA RANGEハイビームは最大600m先まで照らす。見た目は控えめだが、視認性と安心感は大幅に向上している。Sクラスは派手に主張するのではなく、静かに格を上げるという美学を貫いている。
歴史の頂点で未来を示す 発表会とNVIDIAの存在感
発表会が行われたのは、シュツットガルトのメルセデス・ベンツ・ミュージアム。会場には歴代Sクラスも登場し、140年にわたるブランドの技術史の延長線上に新型Sクラスが置かれた。過去と現在、そして未来をつなぐ象徴的な演出である。
注目を集めたのが、NVIDIAのジェンスン・ファンCEOが動画で登場した場面だ。NVIDIA製電子アーキテクチャ「ハイペリオン」がSクラスに搭載されることを祝福し、Sクラスが最先端のコンピューティングプラットフォームであることを強く印象づけた。Sクラスはもはや高級セダンではなく、テクノロジーの集合体なのである。
MB.OSとMBUXが切り開く クルマとの関係が変わる瞬間
新型Sクラスの核心にあるのが、メルセデスベンツ独自開発のMB.OSだ。インフォテインメント、運転支援、シャシー制御などを統合管理する車載OSで、Sクラスは全車が高性能コンピュータを搭載する構成となった。OTAアップデートにも対応し、クルマは購入後も進化を続ける。
第4世代となるMBUXも大きな進化点だ。ChatGPT-4oやGoogle Geminiを活用した生成AIを統合し、「ハイ メルセデス」と話しかければ文脈を理解した自然な会話が成立する。短期記憶を備え、対話を重ねるほど使いやすくなる感覚は、これまでのクルマにはなかった体験である。
運転支援と快適装備が異次元 これはすごいと思わせる理由
運転支援システムMB.DRIVEは、10台のカメラ、5基のレーダー、12個の超音波センサーを活用し、高速道路から都市部まで幅広く対応する。MB.DRIVE ASSIST PROでは、条件が整えば信号や交差点を含むポイント・トゥ・ポイントの支援も可能とされ(いわゆるNOA=ナビゲーション・オン・オートパイロット)、ドライバーの負担を大きく軽減する。
快適装備も徹底している。前席には最大44度まで温まるシートベルトヒーターを採用し、寒い朝でも即座に快適な状態になる。さらに新開発の電動エアフィルターは、約90秒ごとに車内の空気を浄化し、極めて微細な粒子まで除去。クルマの中とは思えない空気環境を実現した。
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