スズキが突如としてインドで「ビクトリス」というSUVモデルを発表した。聞いたこともないネーミングだが、実は日本でもスズキが2024年に商標登録している。プレスリリースには100以上の国や地域に投入すると書いてあるがまさかまさかがあるかも? ぱっと見、良品廉価な雰囲気ムンムンです。
文:ベストカーWeb編集長/写真:マルチスズキ、スズキ
カルコダ工場謹製の世界戦略車になるか?
今回インドで発表されたビクトリス。まったくノーマークな1台だが、2025年2月に操業開始したインド・カルコダ工場での生産となる。
パワートレインは1.5Lストロングハイブリッド、1.5Lマイルドハイブリッド、そしてCNG車の3段構え。ストロングハイブリッドはかつてソリオにあったそれとは異なり、CVTと組み合わせたものとなる。
LEDヘッドライト、そしてリアの一文字テールライトを備え先進的なイメージを打ち出している。デジタルネイティブ世代を狙ったということもあり、アンビエントライトも64色展開など割と力が入っている(eビターラもそうだったけど)。
アップルカープレイなどにも対応。10.1インチモニターに加えて、ドルビーアトモス5.1chに対応したインフィニティの8スピーカーも備える。インフィニティのスピーカーはeビターラにも搭載されていたので、マルチスズキとしては定評のあるセレクトなのだろう。
肝心な日本投入は「現時点では予定していない」とスズキ広報部からコメントを得たが、プレスリリースには「100以上の国・地域へ輸出される予定です」との明記。フロンクスや、今後デビューするeビターラを考えれば「ないハナシ」ではない。
全長4360mm×全幅1795mm×全高1655mmというサイズ感だが、全長と全幅はマツダCX-30。全高はカローラクロスくらいとイメージしてほしい。いい塩梅のインドの刺客、再び日本に来ちゃいますか?














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