熱狂的ファンが少なくないランクルファミリーだが、「初めてランクルを買おうと思います!」という人もいるだろう。熱狂的ファンにも初めてのランクルは必ずある。ここではランクルファミリーに関する疑問をQ&A形式で解き明かす!!
※本稿は2025年8月のものです
文:片岡英明、ベストカー編集部/写真:奥隅圭之、トヨタ/予想CG:ベストカー編集部
初出:『ベストカー』2025年9月10日号
Q1:ランクル300はガソリンとディーゼルどっちを選ぶ?
ディーゼルターボも上質な6気筒だし、悪路でも扱いやすいから大いに迷うところだ。
ガソリン車の人気が高まっているが、これはAXなどの廉価グレードを設定していることも大きく影響している。予算が限られている人に買いやすい。
乗り比べてもランクル250のようにディーゼルターボとの性能差を感じることはないが、ガソリン代はかさむ。これに目をつむれる人にはおすすめ。(TEXT/片岡英明)
Q2:ランクル300のGR SPORTはどんなランクル?
スタビライザーの効果を電子制御し、路面にかかわらず走行安定性と走破性を高めるE-KDSSをはじめ、専用フロントマスクや専用カラーのシートを採用したのがGRスポーツだ。
7人乗りのガソリンターボと5人乗りのディーゼルターボを設定するが、どちらも人気が高い。群を抜く悪路走破性を見せるが、走りのバランス感覚がよく、一体感があるからオンロードでも気持ちよく走れる。(TEXT/片岡英明)
Q3:ランクル250の2.7Lガソリンの動力性能は?
2.7Lの2TR-FE型直列4気筒DOHCエンジンはターボを装着していない。また、6速ATなので進化幅の大きいディーゼルと比べると力強さと余裕は今一歩にとどまる。
が、鼻先は軽いから一体感のある走りを楽しめ、買い得感も高いなど、魅力は大きい。(TEXT/片岡英明)
Q4:街なかで最も運転しやすいランクルファミリーは?
街なかで車両感覚が掴みやすいのはランクル250だ。ボンネット先の見切りがよく、ベルトラインも低いから視界がよく、周囲を把握しやすい。縦長のドアミラーも狭い道でのすれ違いや駐車時に心理的な負担が少なくラクだ。
走らせても過度にパワフルでないし、ディーゼルターボは低回転域のトルクも豊かだから渋滞したときも扱いやすい。
また、スッキリと軽く、情報がわかりやすい電動パワステも運転しやすさに大きく貢献している。意のままにクルマが動く感じだ。親戚筋のレクサスGXも扱いやすく次点だ。(TEXT/片岡英明)
Q5:レクサス LX700hは600とどう違う?
408ps、66.3kgmを発揮するV6、3.5Lツインターボエンジンと10速ATの間にクラッチを介して54ps、29.5kgmを発揮するモーターを配置するパラレルハイブリッド。
独立したオルタネーターやセルモーターを装備することで、HEVシステムが故障した際もエンジンのみで退避走行可能なシステム構成になっている。この際にも4L走行は可能。
また、高電圧HEVバッテリーを完全防水構造とすることで、他のランクルファミリーと同じ最大渡河700mmを実現し、悪路走破性能を犠牲にはしていない。車重は170kg増だ。





































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