え、本当に「クルマと音楽」ってこんなに結びついてるの? レジェンド級アーティストたちが愛したロールス・ロイス ファントム。今、100周年を迎えてその深い絆が改めて語られています。車好きも音楽好きも、これは読んで損なしでしょ!
文:ベストカーWeb編集部/写真:PRTimes
ファントムは走る“音楽のアイコン”だった
皆様は「ファントム」と聞いて、まず思い浮かぶのはなんでしょうか。豪華な内装、静寂な乗り心地? それもさることながら、本当は音楽界でアイコンとして輝き続けてきたクルマなんです。
PR TIMESによると、2025年に100周年を迎えたファントムはジャズやロック、R&Bにヒップホップまで、あらゆる時代に音楽シーンを彩ってきた存在だといいます。
実際に、マレーネ・ディートリヒ、エルヴィス・プレスリー、ジョン・レノン、エルトン・ジョン、50セント…といったそうそうたる名前がファントムをオーナーとして選んできました。
伝説を纏うクルマ、その裏には“音楽のドラマ”がある
エルヴィスのファントムVにはカラオケマイクや鏡、メモ帳まで備えられていた話。「運転中にも閃きを逃さない」彼の創造性が滲み出ていますし、鏡面ボディに映った鶏が突っついた逸話にまで笑ってしまいます。
ジョン・レノンのファントムは『サマー・オブ・ラブ』の精神を表現するかのようなサイケデリック仕様にペイントされた上、オークション時には自動車としてもロック・アイテムとしても史上最高額で落札されたことで、その文化的価値の高さも証明されました。
そしてなんといっても伝説の一つの「キース・ムーンがプールにファントムを沈めた」逸話。真偽はともかく、ファントムの100周年を記念してロールス・ロイス自らがプールの演出を再現してしまったというロックンロールも真っ青の逸話演出には、思わずニヤリとさせられます。
いつしかクルマは乗るものという認識だけでなく、ミュージックカルチャーなども彩ってしまうクリエイティブ要素に満ち溢れていたのです。


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