今ドラレコ界で飛ぶ鳥を落とす勢いのミラー一体型ドライブレコーダーだが、いざ買うとなると従来型と悩む人も相当数いるはず。とはいえ見た目もスタイリッシュだし、なんといっても未来感もバツグン。でも使い勝手はどうなのよ!! ということで実際に使ってみた。するとさすがカロッツェリア!! なデキでした。
文:ベストカーWeb編集部/写真:森山良雄
これぞミラー一体型の醍醐味!! 使ってみないとわからないメリットって!?!?
ミラー一体型ドライブレコーダーの醍醐味はなんといってもルームミラーとしても使えること。これ、思っている以上にメリットがあり、後席やラゲッジに後方視界を遮るものがあってもカメラ映像ゆえしっかりリアの安全を確認できるのが最大の利点。なにかと荷物や多人数乗車をする機会の多いファミリー層にはドンピシャなのだ。
今回はハイエースにVREC-MS700Dを装着し、後席に乗車していることを想定してテストを敢行するも、後方視界になんの心配もなかったのはお見事。
実際に使ってみてわかったメリットはまだまだある。通常の鏡タイプよりも画角を広く、つまり広角に設定も可能なため安心して車線変更などを行えるのだ。
もちろん鏡式に相当する倍率にもできるが、これこそがミラー一体型ドライブレコーダーの醍醐味!! 後方を走る車両を検知するブラインドスポットモニターも安心だが、ミラー一体型タイプ特有の画角の広さと組み合わせればまさに鬼に金棒なのだ。
さすがの技術!! 断続的なトンネルでも超絶キレイ
なにより映像がキレイなのもデカい。なにを当たり前のことを!! と思うなかれ、ここがカロッツェリアを選ぶべきポイントでもあるのだ。
例えばトンネルが断続的に連なる首都高を走行しているとする。言ってみれば突然暗くなったり明るくなったりするわけだが、ここでも白飛びなどは皆無で後続車の車種はもちろんナンバープレートまでしっかり確認できるのだ。これができるミラー一体型ドライブレコーダーって意外と少ないんです……。
従来のルームミラーと同じ感覚で使えるのは購入の後押しになるはず!! ちなみに個人的には圧倒的にMS700Dのほうが優秀だと思ったほどの仕上がりでございましたっ。
どんな状況下でもキレイな映像なことにもカロッツエリアらしさが詰まっている。カメラの性能や画質チューニング技術が高いのだが、それに加えて液晶モニターのディスプレイ部に空気層がない“エアギャップレス構造”を採用していて、明るくクリアに表示できているのだ。これぞカロッツエリア!! な仕上がりには脱帽です!!!!
倍率だって変幻自在!! 従来のルームミラーからの乗り換えも難なくイケる
とはいえ鏡式のルームミラーに慣れ親しんだドライバーがほとんどで、デジタル化に懐疑的な層もいるのも事実。距離感が掴みにくかったり“なんだかんだ鏡よ!!” と思っている人は相当数いるはずである。
筆者もそうだったのだが、このMS700Dは「これアリかも!!」となった。それは倍率が全5段階あること。画角の上下も自在に操作可能な点にある。デジタルミラーは従来のルームミラーと比べると今までの距離感と違うこともしばしば。だからこそ躊躇してしまう人が多いのだが、MS700Dのように2.5倍~3倍ズームがあると違和感が軽減されるのだ。従来通りの使い方ができるのは素直にデカい。
そして操作が超絶簡単なのも嬉しいポイント。いざ倍率や明るさなどを変えようと思っても階層が深くて、直感的に操作できないケースも多々あるのだが、これは全く違う!! ご存じの通り後方視界は非常に重要で、すぐに調整できるのにはついつい感動しちゃったほど。
楽ナビなどカロッツェリア製品は軒並みそうなのだが、MS700Dはスマホ並みのヌルサク感!! 文字通りサクサク操作ができるのも◎!!

















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