日本人唯一のF1ドライバーである角田裕毅選手が東京ゲームショウ2025に登場。レッドブルステージで人気ゲームの「Apex Legends」の猛者たちと火花を散らした。会場には多くの角田選手のファンも来場に、歓声を力に変えていく。
文:ベストカー編集部・鈴村朋己/写真:Jason Halayko / Red Bull Content Pool、ベストカー編集部
【画像ギャラリー】現役F1ドライバーがシューティングゲームをする姿が新鮮すぎる!!(16枚)画像ギャラリーApexはF1とも深い関係のある特別なゲーム
9月21日に行われたF1第17戦アゼルバイジャンGPで、レッドブル・レーシング移籍後ベストとなる6位入賞を果たした角田裕毅選手が緊急来日。東京ゲームショウ2025が開催中の幕張メッセに登場した。
角田選手はレッドブルブースのステージイベントに参加し、世界的人気のバトルロイヤルFPS『Apex Legends』をプロのストリーマーたちとともにプレイした。
実は角田選手は筋金入りのApex好き。コロナ禍でシーズンが不透明だった時期に友人の勧めで始めて以来、その魅力にすっかりのめり込んだという。過去には人気ストリーマーとの対戦経験もあるほどだ。
「最近はスケジュールが過密で以前よりはプレイできていないんですけど、自信しかないですよ」。ステージに上がった角田選手は、彼らしい余裕の笑みを見せた。
またApexをプレイすることが、F1でのメンタルトレーニングにおいて役立つ場面もあったという。
「Apex自体がストレスを発散しやすいキャラクターのゲームでもありますし、頻繁にプレイしていた時期がレースでストレスが蓄積していた時期でした。あの時は思っていたことを吐き出しすぎてパフォーマンスが低下していたので、フラストレーションを抑えるトレーニングとしても効果的でした」
会場では、角田選手率いる「TEAM TSUNODA」と、YouTubeで配信を行うおにや氏率いる「TEAM ONIYA」が、各3名で合計3試合のスペシャルマッチに挑戦。敵を倒すごとにポイントが加算され、先に40ポイントへ到達したチームが勝利する「個の撃ち合いとチーム力の両方が試される」ルールだ。
TEAM TSUNODAには米国の超人気ストリーマー・iiTzTimmyが加わる一方、対するTEAM ONIYAもゲーム界隈で実績十分の猛者揃い。角田がどこまで通用するのか、視線が一点に集まった。
プロゲーマを相手に大活躍!! 会場を沸かす!!
しかしそこは、日々ミリ秒の世界を戦うF1ドライバー。高い動体視力と瞬発力を武器に実力者たちを相手に大奮闘。相手を誘い出す巧みな立ち回りも披露し、初戦と第2戦を連取してみせた。これには会場のファンも大歓声。速さはハンドルだけじゃないことを証明した瞬間だった。
最終戦は、相手チームにプロゲーマーのLible_AceとKernel garciaが組む強力布陣。結果こそ敗れたものの、角田選手は幾度となくキルを重ね、会場を何度も沸かせた。
Apex Legendsでは冷静沈着な戦いぶりを見せた角田選手は、来週10月3日からのシンガポールGPを控える。平日にもかかわらず多数のファンが詰めかけ、その声援はきっとエネルギーへと変換されたはずだ。
好調の翼をそのままに、アゼルバイジャンで魅せたようなクレバーなレースをシンガポールでも。エナジー充填、完了。さあ、羽ばたけ。




















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