2025年1月〜7月、日本国内の普通車EV販売でトップに立ったのはテスラ「Model Y」。ミッドサイズSUVとして快適性と航続距離を両立し、ユーザー満足度を高めている。その人気の背景と、今こそ注目すべき購入メリットを詳しく解説する。
文:ベストカーWeb編集部/画像:PRTimes
航続距離682km! Model Yが示した「EVの完成形」
テスラのミッドサイズSUV「Model Y」が、2025年1月〜7月の国内電気自動車(普通車セグメント)累計販売台数で第1位を獲得した。
グローバルでは2023年、2024年と2年連続で年間100万台販売を達成し、世界トップクラスのEVとして定着。国内でもついに販売シェアで頭ひとつ抜け出した形だ。
その理由は、「航続距離の進化」「価格と補助金のバランス」「ユーザーのリアルな評価」の3点にある。
航続距離の“質”が変わった──682kmを実現
2025年1月のモデルチェンジ以降、テスラはModel Yに細やかな改良を続けている。
最新仕様のロングレンジAWDモデルでは、一充電あたりの航続距離が635km → 682km(WLTCモード)へと大幅に向上。
静粛性を高める「第2世代ノイズ低減ハードウェア」や、快適な乗り味を実現する「第2世代サスペンション」も搭載し、EVならではの滑らかな走りがさらに進化した。
また、15.4インチのセンターディスプレイと後席8インチモニターを標準装備。走行データ、ナビ、エンタメを一元管理できる操作性も高く評価されている。
補助金+助成金で「実質価格」は想像以上に身近に
Model Yの価格は558.7万円(税込)〜。しかも2025年は、国のCEV補助金が87万円に設定されており、自治体によってはさらに上乗せの助成が受けられる。
例えば東京都では最大100万円近い補助が適用されるケースもあり、「高性能EVが600万円以下で買える」という現実的な選択肢として注目が集まっている。
納車期間も約1〜2カ月と比較的短く、待たされることなくEVライフを始められるのもポイントだ。
「紹介プログラム」がアップデート テスラオーナー特典が拡充
テスラは2025年10月から紹介プログラムをアップグレード。
紹介1件につき15万クレジットが付与され、スーパーチャージャー利用料やアフターサービスの支払いに充当可能だ。
また、自身の買い替えや増車でも同額のロイヤリティ特典が適用されるなど、リピート購入を後押しする仕組みが整備された。この施策は、既存オーナーの満足度を維持しながら、テスラコミュニティ全体の拡大を狙うものといえる。
EV市場の転換点に立つ「Model Y」
ガソリン車やハイブリッド車と比べ、EVは「充電環境」「価格」「走行距離」が課題とされてきた。
しかしModel Yはそのすべてに明確な答えを提示している。
682kmの航続距離で日常から長距離までカバーし、急速充電ネットワーク「スーパーチャージャー」で利便性を確保。さらにOTAアップデートにより、ソフトウェア面でも常に進化を続けている。
日本でも「次に買うならEV」という声が増えるなか、Model Yは“EVの完成形”に最も近い1台といっていいだろう。
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