月に200店のディーラーを回る遠藤徹氏。その遠藤氏が足で稼いだディーラーでの最新情報を毎回お届けするのがお馴染みの「地獄耳スクープ」。
今回はトヨタのミニバン勢の集中ビッグマイチェン情報、そして好調日産はセレナがミニバントップに浮上のナゼ、さらに次期型N-BOXのウワサなどに迫ります。
文:遠藤徹/写真:トヨタ、日産、ホンダ
ベストカー2017年3月26日号
トヨタのミニバン勢が2017年度中に集中ビッグマイチェン
トヨタは2017年度に、主力ミニバンであるヴォクシー/ノア/エスクァイア、アルファード/ヴェルファイアをビッグマイナーチェンジし、商品ラインアップを大幅に強化する方針です。
上期はヴォクシー/ノア/エスクァイアで5〜7月、下期にはアルファード/ヴェルファイアの改良車投入となります。
エスクァイアは発売が2014年10月末でヴォクシー/ノアより9カ月遅れましたが、マイナーチェンジでは3姉妹車が同時の手直しとなります。
アルファード/ヴェルファイアは通常なら2018年1月が改良のタイミングですが、今年は東京モーターショーの開催年となるため、そこでプロトタイプを披露したあと、発売するものと思われます。
いずれも内外装のデザイン変更、クォリティアップ、使い勝手の向上、安全対策の強化などが主な改良内容となる見込みです。
セレナがミニバントップに急浮上の理由とは?
日産が昨年8月下旬に一新した新型セレナが、1月の登録台数で初めてミニバンのトップセラーに浮上しました。
12月時点では受注ピッチが頭打ちになり、登録車ベスト10の9位に後退、ミニバンではシエンタ、フリード、ヴォクシーに次いで4位でした。これが1月で一気に挽回し、トップに浮上したのです。
これは1月からスタートしている増販キャンペーンの成果が大きく貢献しています。
ひとつの要因は全国一斉に展開している1.9%の低金利残価設定クレジットが挙げられます。従来の4.9%の実質金利から3ポイント引き下げたことで、3年~5年払いで組むと金利分30万~35万円がお得になります。
加えてナビ、ETC、ドライブレコーダー、サービスパックなどディーラーオプション&付属品を装着すると、最高24万円分となる割引セールを実施している販売店もあります。合わせて最高60万円近くもお買い得になる計算。
この増販キャンペーンは3月末まで続けられるので、あと2カ月は高水準の販売が続きそうな状況にあります。
また3月末までお買い得な特別仕様車「ハイウェイスタープロパイロットエディション」を販売しているので、こちらの貢献度も引き続き高くなっています。
4月以降になるとキャンペーンが終わるので受注ピッチがダウンする可能性もあります。
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