次期型N-BOXはトップセラーを守れるか?
ホンダのトップセラーモデルN-BOXが今年7月上旬に初のフルモデルチェンジを実施します。
5年半ぶりの世代交代となり、次期型はキープコンセプトで標準タイプと上級&スポーツバージョン「カスタム」とのコンセプト分けをより明確にする見込みです。
プラットフォーム&基本コンポーネントは新開発になり、軽自動車で初めて安心パッケージ「ホンダセンシング」の標準装備車を設定するのがウリです。
しかしながら不安要素を指摘する向きもあります。それは現行モデルの突出した人気ぶりです。
フルモデルチェンジを5カ月後に控えているのに、依然好調な売れゆきを続け、月販台数は1万5000台規模。登録車、軽自動車を含めた銘柄別新車販売台数のトップセラーモデルを維持しています。
モデルそのものの人気の高さ、商品力のほか、末期モデルによる車両値引きの拡大、10万円のディーラーオプションプレゼント、3.5%の低金利残価設定クレジットなどのキャンペーン効果が販売好調の要因として挙げられます。
新型になれば、商品力のさらなる強化、新車効果が見込めますが、5万円以上の価格アップ、値引きの引き締め、買い得キャンペーンが終了されるので、これまでのような販売規模を確保できない可能性があります。
新型車の発売当初は新車効果で好調な販売のスタートを切っても安定期にどこまで維持できるかが課題になりそうです。
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