スバルが公開した、ジャパンモビリティショーの出展車両がらしさ全開。テーマはズバリ「ブランドを際立てる」で、走りの高揚=Performanceと冒険心=Adventureという2つのシーンを濃厚に表現する。ブースの空気の濃度は実に高めだ!!
文:ベストカー編集部/写真:SUBARU、ベストカーWeb編集部
【画像ギャラリー】スバルのJMS出展車両が6台とも熱すぎるから目頭によく焼き付けて!!(8枚)画像ギャラリーBEVの新提案とICEの逆襲
合言葉はズバリ「ブランドを際立たせる」。10月29日に幕を開けるジャパンモビリティショー2025(以下、JMS)に出展するスバルは、合計6台の車両を展示する。走りの「STI」と、冒険志向の「ウィルダネス」という2つのブランドを同時展開し、来場者の心を奪いにいく。
まずSTIからは、2台のコンセプトモデル「Performance-E STI Concept」と「Performance-B STI Concept」を披露。いずれも詳細はまだベールに包まれているが、前者がBEV、後者がICEであることは判明している。
「Performance-E STI Concept」は、高効率エアロと実用性を両立させたボディ、見上げれば抜けのよい開放的なキャビン、そしてドライバーの“意のまま”に応える制御が持ち味。
数字の凄さだけでなく、ステアリングを握った瞬間に鳥肌が立つ、そんな体験を狙う開発思想は、クルマ好きなら胸が熱くなるはずだ。
一方の「Performance-B STI Concept」は、ICE(内燃機関)を核とした“王道ハイパフォーマンス”。水平対向ターボ×シンメトリカルAWDというスバルの資産を再解釈し、実用性と走りの歓びを高次元で両立させる1台に仕上げている。
スバルは今年5月、スーパー耐久 富士24時間レースの会場で謎のプロトタイプをサプライズ公開している。その“答え合わせ”が、JMSの会場で明かされることになりそうだ。
ウィルダネス上陸の布石!?
ウィルダネスからは、フォレスターとアウトバックのプロトタイプを参考出品。そもそも「ウィルダネス」は北米市場で展開される、“タフでラギッド”なアウトドア志向のSUVシリーズ。
2021年のアウトバック ウィルダネスを皮切りに、フォレスターやクロストレックにも設定が広がってきた。これまで北米専売だったが、その成功を受けて日本導入の噂は絶えない。
“ブランドを際立たせる”がテーマのJMSでの披露は、日本上陸の前夜となるのか、期待は高まる。
さらにウィルダネスではないが、アドベンチャーブースにはスバルのグローバルBEV第2弾「トレイルシーカー」も日本初上陸。
通勤も山遊びも1台で完結”させることをテーマに生まれ、精密制御のトラクション、日常に寄り添うユーティリティ、そしてアクティブな新ライフスタイルを後押しする存在だ。
2025年4月のニューヨーク国際オートショーで北米仕様が公開済みだが、JMSに登場するのは日本仕様。こちらも見逃せない。
そのほか、ブース中央ではスバル・オブ・アメリカが1983年製GLワゴン(日本名:レオーネ)をベースに最新テクノロジーを融合させた「GL Family Huckster」をお披露目予定。
スバルのカルチャーを象徴する1台まで加える演出で、過去と未来を一本の線でつないでみせる。
スバルのJMSブースは、伝統と“いま”が溶け合うスバル・ワールド。その姿こそが、“ブランドを際立たせる”という合言葉の体現だ。















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