志ある人々を成功へと導く「偉人たちの名言」。先人たちの重みのある言葉はクルマ選びも成功に導くはずだ。というわけで、ご存知清水草一氏が広く海外にまで目を向け、海の向こうの名だたる偉人たちの名言から選んだ一台をご紹介!!
※本稿は2025年9月のものです
文:清水草一/写真:ホンダ、スズキ、マツダ、三菱、ダイハツ、ベストカー編集部 ほか
初出:『ベストカー』2025年10月26日号
海外の偉人編その1:レオナルド・ダ・ヴィンチ
●「シンプルさは究極の洗練である」
ダ・ヴィンチは、『モナ・リザ』をはじめとする絵画だけでなく、科学や軍事工学など、あらゆる分野で信じられない才能を発揮した天才。名言も多数残している。
「理解するための最良の手段は、自然の無限の作品をたっぷり鑑賞することだ」には、なるほどと唸るしかない。
「食欲がないのに食べても健康に悪いように、やる気がないのに勉強しても記憶力が損なわれ、記憶したことは保存されない」という名言を聞くと、「じゃ無理すんのやめよっと」とうれしくなる。
そんなダ・ヴィンチの名言のなかでも「シンプルさは究極の洗練である」という言葉は、直接的にクルマ選びの参考になる。今、地球上で最もシンプルなクルマは何かを考えればいい。
答えは、日本の国民車、ホンダ N-BOXだ!
海外の偉人編その2:オードリー・ヘプバーン
●「いばる男の人って、要するにまだ一流でないってことなのよ」
クルマは男のこん棒。いいクルマ、速いクルマに乗れば、自分を強く見せることができる。しかしそれは真の自分の姿ではなく、一種の虚勢だ。わかっちゃいるけどやめられない。
オードリー・ヘプバーンの名言は、その急所をズバリと突いている。いいクルマに乗っていばるなんて、一流じゃない証拠。イバリのないクルマに乗るのが一流。だからオレはラパンに乗るぜ!
海外の偉人編その3:アルベルト・アインシュタイン
●「6歳の子供に説明できなければ、理解したとは言えない」
アインシュタインの超むずかしい理論は、すべて彼の脳内の思考実験から生まれた。ホントの実験とか観測は、一切やっていない。凡人にはにわかに信じられまへんなぁ。
そんな超ド天才の名言「6歳の子供に説明できなければ、理解したとは言えない」を聞くと、相対性理論でそれはムリ! と思いつつ、クルマのデザインは6歳の子どもでもわかるカタチがいいんだな、と納得する。さすが天才。
海外の偉人編その4:アイザック・ニュートン
●「神はすべてを数と重さと尺度から創造された」
17世紀の物理学者にとって、宗教との融和は重要課題。ニュートンは万有引力などのニュートン力学を、神の創造の結果と捉えた。
クルマの性能も「数と重さと尺度」などの物理法則に支配されている。最も重要なのは、パワーよりも軽さだ。2倍重いと運動エネルギーは4倍になってしまうから。ならば「軽さ命」のロードスター990Sを買うべきだ、ってことになるネ!




















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