【自動車開発の舞台裏に迫る】日本クルマ界 歴史の証人10人

　ベストカー2013年3月26日号より好評連載中の『クルマ界 歴史の証人』がついに1冊の本になった！

　自動車メーカーの様々な自動車競技への挑戦、新型車開発の舞台裏、自動車デザインの歴史などを、10人への貴重なインタビューによってまとめ上げている。

　三菱自動車のラリーへの挑戦の陣頭指揮を執った木全巌氏、名車トヨタ2000GTの開発に携わった細谷四方洋氏などの証言を掲載！

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日本車開発の舞台裏に迫る

　20世紀初頭となる1907年、日本初となる純国産ガソリン車として実用化された「タクリー号」が、“自動車の宮様”こと有栖川宮威仁親王殿下の要請によって誕生して以来、日本車メーカーは多くのクルマを開発し、また数々のモータースポーツにも挑戦してきました。

　本書はそんな日本車が紡いできた歴史について、身をもって経験してきたクルマ界の諸先輩方にその生々しくも貴重な体験談を語っていただいた、ナンバーワン自動車雑誌「ベストカー」好評連載中の『クルマ界　歴史の証人』に掲載したなかから10人のエピソードを抜粋、再編集したものです。

　数々の試行錯誤を経て血の滲むような努力と苦心の末に生まれてきたヒット車開発の裏側にある背景、快進撃を続けたモータースポーツでの現場は果たしてどのようなものだったのか？

　 新人時代の失敗談から自動車開発に携わるエンジニアとしての心得、モータースポーツ参戦における現場のマネジメントなどを10人の証言から余すところなくお伝えします。

　クルマの未来を切り拓くヒントは、先人たちの教訓にある！

目次より

第1章　木全 巌　三菱ラリーアート、そして日本のラリー界を世界レベルにした立役者

第2章　細谷四方洋　トヨタ2000GT開発ドライバーにして数多くの世界記録を樹立したTEAM TOYOTAのキャプテン

第3章　松井孝晏　ケンメリスカイライン、そして社会現象を巻き起こした日産Be-1のデザインを手がけたデザイナー

第4章　岡田稔弘　国産初の超高性能GT、初代ソアラを送り出し、白洲次郎や徳大寺有恒らホンモノの選択眼を備えた人たちから絶賛された男

第5章　福井敏雄　トヨタモータースポーツの中心人物で、F1にWRC、ル・マン２４時間の現場で陣頭指揮を執った男

第6章　伊藤 健　1990年代のWRCで活躍したスバルインプレッサWRX STIを作り出した男

第7章　吉松広彰　WRCをグループAで席巻した三菱初代ランサーエボリューションを誕生させた男

第8章　島田勝利　伝説のR380、R381、R382を生み出した櫻井眞一郎の“懐刀”

第9章　松田栄三　トヨタ2000GT開発初期メンバーで、世界速度記録に挑戦

第10章　鈴木 孝　日野コンテッサ900、コンテッサ1300クーペのエンジンを開発したエンジニア

書籍情報

• 書籍名：日本クルマ界 歴史の証人10人
• 講談社ビーシー／講談社刊
• 発売日：2020年 3月 18日
• 判型　：B5判
• 定価　：1,500円（税別）

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