ようこそトランプ大統領!!! 特別なセンチュリーが「米大使車列」で登場 アメリカ大使はセンチュリーがお好き?

ようこそトランプ大統領!!! 特別なセンチュリーが「米大使車列」で登場 アメリカ大使はセンチュリーがお好き?

 2025(令和7)年10月27日17時過ぎ、羽田空港に降り立った米国トランプ大統領。2017(平成29)年に公式実務訪問賓客として初来日して以来、 2019(令和元)年5月の国賓、次いで同年6月のG20大阪サミットへの出席に続き、4度目の訪日となった。

 国内の移動には、大統領専用ヘリ「マリンワン」のほか、慣例どおり本国から大統領専用車「ビースト」を持ち込んだ。その車列のなかに異彩を放つクルマがあった。トヨタ・センチュリー(SUV仕様車)である。このクルマをターゲットに、大統領車列を追いかけた。

文/写真:工藤直通

【画像ギャラリー】アメリカ大使車列にセンチュリー見参!! センチュリーVIP仕様は市販なるか(3枚)画像ギャラリー

■羽田空港からは「マリーンワン」で移動

トランプ大統領はお馴染みのビーストで移動。やはりこの威厳はすごい
トランプ大統領はお馴染みのビーストで移動。やはりこの威厳はすごい

 マレーシアで行われた東南アジア諸国連合(ASEAN)首脳会議に出席後、27日17時過ぎに羽田空港に到着したトランプ大統領は、大統領専用ヘリ「マリーンワン」に乗り継いで東京都心へと向かった。車列で移動しなかったのは、異例ともいえる措置だった。

 港区六本木にあるハーディー・バラックス(米軍ヘリポート)で、マリーンワンから大統領専用車「ビースト」へと乗り換え、18時過ぎに天皇陛下と会見を行うため、車列は皇居へと入っていった。

 天皇陛下との会見の際には、公式実務訪問賓客の場合、外務省差し回しのクルマで参内(皇居を訪問)するのが慣例となっているが、米国とロシアだけは本国の大統領専用車で参内(皇居を訪問)するのが慣例となっている。なお、米国やロシアが、天皇陛下からリムジン御料車の差し回しを受けたことは、これまでに一度もない。

■車列のなかで異彩を放っていたセンチュリー

センチュリーに星条旗が翻る!!
センチュリーに星条旗が翻る!!

 今回の来日で使用した米国側の車列は、ビースト2台を含めた米国側が持ち込んだクルマのほかに、アメリカ大使館車としてトヨタ・センチュリー(SUV仕様車)が異彩を放っていた。

 東京都心部での移動では、大統領車列に先行してアメリカ大使の車列が編成された。大使車列は本国のクルマを含めた26台で編成され、警備レベルも大統領車列と代わらぬ規模で実施された。

 アメリカ大使車として使用されたセンチュリーは、アメリカ側の要望で使用することになったといわれ、仮ナンバーであることからも、今後継続して使用されるかは不透明だ。

 28日の午前中は、迎賓館赤坂離宮で高市早苗・内閣総理大臣と首脳会談や、拉致被害者家族との面会が行われる。午後からは六本木にあるハーディ・バラックス(米軍ヘリポート)から高市総理と一緒に、大統領専用ヘリ「マリンワン」で米軍横須賀基地(ジョージ・ワシントン)へ向かう予定だ。

 今後も、センチュリーSUV仕様車の動向に注視したいところだ。

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