現行モデルにおいては絶滅の危機にあるホットハッチ。古くからのクルマ好きにとっては懐かしさもあり、それでいていまだに気になるカテゴリーであることも間違いない。だったら、思い切って買っちゃわない? ってことで、ここでは100万円台で買える5モデルをピックアップ。
文:FK/写真:スズキ、トヨタ、日産、ホンダ、BMW AG、CarsWp.com
【画像ギャラリー】100万円台ならイケるかも!! 走りが楽しめる中古ホットハッチを狙え!(14枚)画像ギャラリーホンダの3代目フィットRSを購入するなら2017年以降のモデルを選ぶべし!
最高出力132psを発揮する1.5リッター直噴DOHC i-VTECエンジンの爽快なパワーに、キビキビとしたハンドリングが好評を博した3代目フィットのRS。
そのデビューは2013年9月だが、2017年6月に行われた細部にわたるアップデートでより軽快でより洗練された走りを追求したモデルに生まれ変わっている。
フィットRSの最大の魅力である軽快でドライバーの意志に忠実な走行感覚を進化させるためのアップデートは前後ダンパー、リアスプリング、ステアリングギアボックスの取り付け部、ピラー各部・サイドシル・ルーフサイドなどにパッチを追加するボディ剛性強化など多岐にわたった。
また、遅れのないロールと安定感のある旋回姿勢を実現した新設計のサスペンションは操安性と乗り心地を高次元で両立し、安心感の高いハンドリング性能と不快な振動を抑えた快適な乗り心地も実現。
加えて、ステアリングはベアリングの剛性をアップさせることで応答性を向上させるなど、フィットならではのしっかり感のあるハンドリング性能がいっそう高められた。
このような運動性能の向上を図るだけでなく、さらなる低燃費も追求されたフィットはパワートレインの改善のみならず、空力性能の向上にもチャレンジ。
空気の流れがよりスムーズになるように形状を変更したフロントピラーや、形状の最適化によって整流効果の向上とスポイラーの小型化を達成したフロントバンパースポイラーなど、細かい部分に配慮しながらできうる創意工夫のかぎりを尽くし、CD値を先代モデルから1.5%向上することでクラストップレベルの燃費性能も実現している。
そんな2017年以降に発売されたフィットRSの中古車市場における平均価格は160万円前後で推移しており、依然として高い人気を保っている。
日産の2代目ノートはガソリンエンジンを搭載した“NISMO S”がアツい!

2013年2月に登場したジュークNISMOから続いた“NISMOシリーズ”の第5弾として、2014年10月に発売されたノートのNISMOバージョン。
NISMOとNISMO Sの2グレードが設定されたが、ここでお薦めしたいのは上位グレードあたるNISMO S。
というのも、NISMOが98psの最高出力を発生する1.2リッターDOHC水冷直列3気筒の直噴ミラーサイクル+スーパーチャージャーエンジンを搭載していたのに対して、NISMO Sは専用チューニングによって最高出力を140psまで高めた1.6リッターDOHC水冷直列4気筒のHR16DEエンジンが搭載され、特別感が満点だから。
しかも、トランスミッションもエクストロニックCVT(無段変速機)を採用したNISMOに対して、NISMO Sは5速MTを組み合わせて低速からの力強いトルクとマニュアルトランスミッションならではの自在に操る快感を実現していた。
もちろん、秀逸なのはエンジンだけではない。
車体、タイヤ、サスペンション、空力などをトータルで最適チューニングすることで、バランスに優れた運動性能を実現。
また、各部の高いポテンシャルを最大限に引き出すべく、その要となるボディの剛性強化も図られていた。
エクステリアも専用のエンブレム、フロントグリル、フロントバンパー、サイドシルプロテクター、リアバンパー、ルーフスポイラー、専用レッドの電動格納式リモコンカラードドアミラーを装備。
シートも専用スポーツシートを標準装備するとともに、日産とRECARO社が共同開発したNISMO専用チューニングを施したRECARO製スポーツシートもメーカーオプションとして設定されていた。
現在の中古車市場では200万円超えの高年式もチラホラと見られるが、デビュー当時の低年式であれば決してタマ数は多くはないものの100万円でお釣りがくるお買い得なプライスで販売されている。















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