光岡「M55 1st Edition」上限250台で発表! ”ケンメリ”スカイライン世代必見の即完売モデル!

光岡「M55 1st Edition」上限250台で発表! ”ケンメリ”スカイライン世代必見の即完売モデル!

 現在はベースとなる日本車に主に独自のエクステリアを与えることで、少数ながらも熱狂的なファンに愛されるクルマを提供している光岡自動車。その最新モデルとなる「M55(エムダブルファイブ)」の第二弾、いわば2026年モデルにあたる「1st Edition」が発売され、発表会も開かれた。当記事では、発表会の模様も交えつつ『M55 1st Edition』を紹介していく。

文/写真:永田恵一

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M55 誕生の背景──“あの時代”を再現したコンセプトカー

東京・麻布のショールームで公開された「M55 1st Edition」
東京・麻布のショールームで公開された「M55 1st Edition」

 1968年に創業した光岡自動車の55周年記念車として M55 がコンセプトカーの形で世に出たのは、2023年11月のこと。M55 のコンセプトは「光岡自動車と同じ時代を生きた50代後半をメインターゲットに、さまざまな意味でエネルギーに満ちていたあの時代にキラキラと輝き、憧れたクルマの再現」といったものだ。

 そのコンセプトに相応しいデザインモチーフとして、M55 を見ると「なるほど」と感じる70年代のケンメリスカイライン(4代目モデル)などに加え、ダッジ・チャージャーの影響も感じられ、その再現性は見事だった。

Zero Edition の市販化とベース車の詳細

 2024年2月には市販化が決定し、同年11月に「Zero Edition」という車名で市販車が登場。

 M55 のベース車は、エクステリアはボディサイドを見ると「何となく」、インテリアを見ればはっきりとわかる現行シビック(逆にいえば、エクステリアからベース車が分かりにくいのは光岡自動車のデザイン力と再現性の高さの証拠だ)。パワートレーンは 1.5L ターボ+MT のみとなっていた。

 また、現行シビックのマイナーチェンジ時期と重なった関係で仕入れに制約があり、2025 年の生産は限定 100 台、ボディカラーはレジェンダリーグレーメタリックのみに絞られていた。

1st Edition の仕様──パワートレーン刷新と10色展開へ

1.5L ターボ+MTのみだったZero Editionとは異なり、1st Editionのパワートレーンは 2L  e:HEV と 1.5L ターボ+CVT の2種類に拡大
1.5L ターボ+MTのみだったZero Editionとは異なり、1st Editionのパワートレーンは 2L e:HEV と 1.5L ターボ+CVT の2種類に拡大

 生産販売台数上限 250 台で供給される本題の 1st Edition の概要は、専用予約が始まった2025年3月に発表されている。改めて紹介すると、最大の変更点はパワートレーンとグレード体系の刷新だ。

 具体的には、パワートレーンが 2L 2モーターハイブリッドの e:HEV と 1.5L ターボ+CVT の2種類に拡大。グレードも現行シビックと同じ名称となり、e:HEV が標準の LX(811万8000円)と上級の EX(842万7100円)、1.5L ターボが LX(756万8000円)の3つとなった。

レジェンダリーグレーメタリックのみだった Zero Edition に対し、1st Edition は10色から選べるようになった
レジェンダリーグレーメタリックのみだった Zero Edition に対し、1st Edition は10色から選べるようになった

 もうひとつ大きな変更がボディカラーだ。レジェンダリーグレーメタリックのみだった Zero Edition に対し、1st Edition では現行シビックに準じたプラチナホワイトパール、ソニックグレーパール、プレミアムクリスタルレッドメタリック、シーベットブルーパールの4色に加え、写真のジョンマンゴー(イエロー)など6色のオプションカラーを設定。合計10色から選べるようになった。なお、オプションカラーの価格は49万5000円だ。

次ページは : 6速MT復活はある!? 発表会で判明した“気になるポイント”

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