光岡「M55 1st Edition」上限250台で発表! ”ケンメリ”スカイライン世代必見の即完売モデル!

6速MT復活はある!? 発表会で判明した“気になるポイント”

ジョンマンゴー(イエロー)をまとった展示車両のインパネ。ベースはシビックなのだが、ミツオカのデザインの妙で、それを感じさせない一体感、質感を感じさせる
ジョンマンゴー(イエロー)をまとった展示車両のインパネ。ベースはシビックなのだが、ミツオカのデザインの妙で、それを感じさせない一体感、質感を感じさせる

 ここからは発表会での質疑応答や、関係者との会話で得た情報・小ネタを紹介していく。

 まず「Zero Edition 同様の6速MT再設定の可能性」については、「現行シビックはマイナーチェンジで追加された6速MT専用グレード『RS』が人気で、供給の関係から今回は設定できなかったが、検討はしている」とのこと。次回モデル(2nd Edition?)での復活も期待できそうだ。

 ちなみに Zero Edition の際は、現行シビックのマイナーチェンジに合わせて先に100台を確保し、それを M55 に仕立てたが、今回は注文に応じて仕入れる方式となる。

 次に、個人的に気になっていた「オプションカラーを選んだ際の塗装前の現行シビックのボディカラー」について聞いたところ、クリスタルブラックパール(現行シビックで唯一の無料色)とのこと。ジョンマンゴー色の展示車でエンジンルームに黒い部分が見えるのはこのためだ。

自動車メーカーならではの技術力の高さを感じさせる塗装。オプションカラーの価格は49万5000円だが、それも納得のクオリティだ
自動車メーカーならではの技術力の高さを感じさせる塗装。オプションカラーの価格は49万5000円だが、それも納得のクオリティだ

 ジョンマンゴーの塗装を見ても非常にクオリティが高く、このレベルの全塗装を外注した費用や、輸入車に多い高額オプションカラーの価格などを考えると49万5000円はむしろ割安とも言える。オプションカラーが気になる人は選ぶ価値は大いにあるだろう。

 また、オプションカラーと納期に関して「2026年中」という確約分については、「バディやビュートといった他車の生産やオプションカラーの塗装をまとめて行う場合もあり、注文順と納期がシンクロしない可能性がある」とのこと。納期は早いに越したことはないが、この種のクルマの“味”として気長に待つのがよいだろう。

 最後に Zero Edition のユーザー層について聞くと、「ターゲットとした50代後半の方が多いですが、残価率の高い残クレがあるためか若い方も意外にいらっしゃいます」とのこと。かつてカマロに若者が多く乗っていた現象に近いものが、M55でも起きているようだ。

1st Edition の展示予定と予約状況──完売は時間の問題

 M55 1st Edition の発売に合わせ、実車展示は光岡自動車の全国約30の販売店に加え、11月30日(日)にお台場で行われるイベント「稲妻フェスティバル2025」、12月27日(土)~2026年1月7日(水)まで羽田空港第2ターミナル2階マーケットプレイス中央でも予定されている。

 ただし M55 1st Edition は生産販売上限250台に対し、すでに150台の予約が入っている。「あの時代のクルマが持つ雰囲気を新車クオリティで楽しめ、価格も価値を考えれば納得できる」という魅力を備えているだけに、近いうちの完売は確実だ。欲しいなら早めに実車を確認し、オーダーするのが吉だろう。

【画像ギャラリー】ケンメリ世代を魅了する光岡「M55 1st Edition」の全貌をチェック!(9枚)画像ギャラリー

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