日産の新型キックスの国内公道試乗の様子がSNSなどでキャッチされている。大まかなデザインについてはすでにお伝えしているが、鮮やかなレッドの試験車両の様子もキャッチしたぞ。そして編集部が掴んだ最新情報もアップデートしてお届けします!
文:ベストカーWeb編集部/写真:編集部、山田マンXさん(@unc0さん)
日本専用仕様で上質SUVの座を狙う
新型キックスの公道テストの様子が各地から舞い込んできた。前回はブラックの個体だったが、今回は鮮やかなレッドの個体がXアカウント「山田マンX」さんに捉えられた。
ナンバーは宇都宮の開発ナンバーなので、間違いなく日産の実験部の車両だ。外装は北米仕様とは異なり日本仕様オリジナルになる。
北米仕様だと樹脂の素地に紋様が入るかなりアクティブなイメージのバンパーだが、日本仕様はグロスでツルッとしたデザインになっている。日本仕様はどちらかといえば高級感をイメージしたラグジュアリー傾向なモデルなのだろう。
またフォグランプの搭載なども確認されていることから、日本仕様についてはかなりローカライズされた仕様になるのは間違いない。この辺りも日産の気合いの入れ方が感じられるぞ。
【画像ギャラリー】新型キックスがスクープフォトで丸わかり?? e-POWER搭載で気になる価格はいったいいくらに?(13枚)画像ギャラリー第3世代e-POWERが濃厚でライバルはクロストレックHVか?
気になるパワートレインは前回お届けした際には「第2世代e-POWER搭載の可能性も高い」、とレポートしたが最新の状況が変化している。複数の情報筋によれば第3世代e-POWER搭載という情報が多く集まったのだ。
1.5Lの第3世代e-POWERは欧州のキャシュカイ、そして日本のエルグランドへの搭載がすでに明らかになっているが、第3弾としてキックスにも搭載されるようだ。しかし実際の発売は2026年夏のエルグランドより後になると見るのが自然だろう。
ドメスティックで第3世代e-POWERをリリースするのであれば、フラッグシップミニバンのエルグランドが最適だし、ヒエラルキー的に下から上に逆流するようなマーケティング戦略も考えにくい。王道で言えば高いモデルに積まれたテクノロジーが、少し下のモデルに浸透する方が受け入れられやすいだろう。
心配事は価格のみ。すでに新世代e-POWERを搭載するイギリスのキャシュカイは700万円近いプライスタグをつけているが、一概に日本での価格も同じラインとはいえない。ただ普通に考えれば300万円台の後半にはなりそうだ。そしてガソリングレードは最初に設定はないものの、追加設定などは充分に考えられる。
ライバルはボディサイズから言えばスバルのクロストレックハイブリッドあたりだろうか。約383万円スタートのストロングハイブリッドが対抗馬になるが、現行モデルのキックスe-POWERの4WDが約334万円だからこの価格差で新たなパワートレインを投入できるかは注目どころだ。
e-POWERは北米でのローンチも当然スタートすると見られるので、コスト的にも日本市場では懐に優しい価格帯だと嬉しいのだが。発売は2026年秋以降になるだろうか。
【画像ギャラリー】新型キックスがスクープフォトで丸わかり?? e-POWER搭載で気になる価格はいったいいくらに?(13枚)画像ギャラリー
















コメント
コメントの使い方次世代e-POWER搭載で値段が上がるも、エルグランドの後に発売も、考え方が古いと思う。
次世代型は、効率は上がりコストは下がると言ってなかったっけ?
それに先に出て次世代凄え!となれば、エルグランドの販売にもプラスになるだろう。
頼むよ日産。←希望的予想。